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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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昨年末のこと。テレビのスイッチを押したら、刑務所を出所することになった男性の姿が、画面から急にこちらの目に飛び込んで来ました。

ナレーターは、この男性が犯罪(詐欺)に手を染めたのは、一緒に暮らしていた女性が亡くなってからだと語る。

「働いていても、たのしくてしょうがない」、「彼女の顔を見るのが楽しみ」、「(彼女が亡くなってから)心がどっか行っちゃったみたい。どうなってもいいという感じで…」、「僕の全てだった。生きる望みの全てだった…」

この段を聞いて、グッとせりあがってくるものがありました。これほどまでに女性を恋う男性がいるのですね。なんだか哀しく憐れでなりません。

保護司(たぶん)が、彼の住むところや仕事探しなど社会復帰への手助けをしていました。また、自分の冬服なども提供している。

彼もそれに対して感謝している…。おとなしく穏やかそうな顔つきで、保護司の好意に応えつつ礼儀正しく挨拶していました。

ちなみに、この彼のエニアタイプは、「女性を強く意識するタイプ(837)」と考えられます。単に恋しているだけではなく、女性の存在が大きいと感じさせますから。

きつさは全く感じられないので、タイプ3かタイプ7w6だと考えられます。なお、タイプ3はめったにいないタイプなので、確率的には7w6になるでしょう。また、この男性のように気弱な好々爺というイメージならば、7w6によく見かけるものです。

これに関連するものとしては、ホームページには、「昔話や童話からタイプを理解する方法シリーズ」というものがあります。

「絵姿女房の夫はタイプ7 w6か」というタイトルです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-235.htm 

なお、保護司さんは、
素直で穏やかそうで律儀な彼の様子から、あまり不安を感じていないように見えるのですが…。支えてくれる家族がいないままでは、彼が社会復帰に成功するのか不安です。

7w6という気質を知っていればなおさらで、孤独に弱い傾向があるからです。人とのつながりが絶対的に必要なのに、そういうことまで援助する保護司さんはいないのではないかと。また、それは保護司さんの手にあまるようなことではないかと思うのです。

ところで、
覚せい剤、窃盗などの軽い罪で収監された人の、出所後5年以内の再犯率は60%以上みたいです。また、天涯孤独であれば、再犯率も高くなるだろうと予想されます。
 

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竜頭 万里子 (りゅうとう まりこ)
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