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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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タイプ2の人たちに尋ねています。「自分の父親が自殺したら、あなたはどんな気持ちになると思いますか?」

すると、「自殺ですか、ショックだと思うけど実感が沸かない」と答える人が全般的には多かった。正直な回答ではないでしょうか。

しかし、「病死ならばあきらめがつくが、殺害されたならば復讐を考えるかもしれない」などと答える人も結構いました。

そして、「やっぱ自殺されたら一番ショックだと思う」と答える人がかなり多かった、とお知らせしたいと思います。

予想通りになるものではありませんが、どのような予想をするのか、それだけでも傾向というものがあります。

さて、15歳くらいの未成年のタイプ2にとっては、自殺を選んだ父親をさげずみ憎むことも有り得ます。将来への不安もあるにはあるが、「自分は父に見捨てられた」という怒りと絶望感に襲われるのではないかと予想します。

自分という存在は、父親にとって何の意味のない、重みもない、生きる張り合いにもならない、そんな無意味な存在だったのか‥、というようなイメージです。

父親とは、子ども守り育て教え導くべき存在です。しかし、その父親が自殺したならば、父親としての義務と責任を放棄したことです。従って、タイプ2の子にとっては、もはや父親とは認められない。

しかしながら、同時に、父親の苦しみ辛さというものを考えてしまうのです。父親はかなり頑張ったのかもしれない。そうなったのは父親の責任ではないかもしれない、などと、父親の身になって考え出すのです。

同情の余地もあり、理解できないものでもない。がしかし…、と延々と続くのです。つまり、複雑な心境です。

怒りとか悲しみだけで済まない。単純ではない。複雑な心境が延々と続き、タイプ2の子どもを悩ませ苛むのです。そこが他のタイプと違うところです。

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自殺者年間3万人以上が11年以上も続いています。また、先進国では日本の自殺者数は最多、という報道がありましたが、年齢的には中高年が多いようです。

ところで、父親が自殺したためなのか自暴自棄になり、友人の犯罪に加担してしまった15歳の少年がいました。少年事件ゆえ、さまざまな情報が公開されることはないので、真相を知りたくとも追求することはできません。

今回はこの事件とは関係がないことですが、ちょっと取り上げてみたいことがあります。なぜならば、15歳という多感な時期に父親が自殺したら、ほとんど誰もが
大ショックに陥ると予想されますが、どうやら、同じショックでも受け取り方が違うみたいです。苦しみ方が違うという感じです。

どうやらタイプが違うと、受け取り方も違うと予想されるので、受講生だけでなく、結構しつっこく、いろいろな人たちに尋ねまわりました。その結果として言えるのは、いくばくかの傾向があると考えられます。

なお、理論からみれば、「父親を強く意識するタイプ(261)」のショック度が大きくなると考えられます。父の存在が大きいタイプだからです。

しかし、これも父親との関係のあり方で違いがあるのは当然のことです。険悪な関係と仲良しというのでは、ショック度というものは違って当然ですからね。

この3つのタイプの中で、父親の死に方が自殺であると、異様なくらいに大ショックを受けるのはタイプ2と考えられるのです。

タイプ2は、「おかあさん気質」です。ですから、子を育てなければならないという強い動機を生まれながらに持つタイプです。たとえば、タイプ2にとっては次の諺にあるようなものです。

子に勝る宝なし・子あれば万事足る・子が思うより親は百倍思う・子は有るも嘆き、無きも嘆き・子は三界の首かせ・子を養いて、まさに父の慈を知る…

従って、子どもを育て上げるまでは頑張らねばらないという思いが心の奥からわき上がるような父親こそが、タイプ2にとっての普通の父親像です。

また、実在の人物で、それに該当する人がいました。事業に失敗して莫大な借金を背負い、さらに糖尿病を患っていたために、追い詰められて死を決意したことがある、と語ってくれたことがあります。

幼い子どもの寝顔を見て、「この子を置いて死ぬことはできない!」と自殺を思いとどまったそうです。タイプ2w1と判定できる男性でした。

ところが、タイプ1とタイプ6は、子どものために思いとどまるという発想は、タイプ2よりはずっと低くなりそうです。どうしてなんでしょうか…。

でも、夜も更けたので、続きは次回にしたいと思います。


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20年くらい前の知り合いに、タイプ7w6の男性がいました。きさくで優しいという印象の男性です。

彼はホモセクシャル(同性愛)で、男性(2w1)と同居していました。ところが同居している男性のほうはバイセクシャル(両性愛)なんです。

しかし、タイプ7ですから「女性を強く意識するタイプ」ゆえ、女性たちとおしゃべりに興じていると本当にうれしそうでした。

同居男性とのことで悩んでいると、仲良しの女性たちに軒並み電話して相談をかけていたと聞いています。私のところにも深夜3時頃に泣きながら電話してきたことがあります。

つまり、性愛の対象者は男性ですが、性愛の対象者ではないが「女性好み」であることがくっきりと出ていたのです。

エニア理論にある「女性を強く意識する」と、性志向は別物なのです。ややこしいのですが、そこを区別して見る必要があります。

こんな例も知っています。旅行先で知り合った女性(A)のことです。彼女(A)はヘテロセクシャル(異性愛)ですが、同居している男性がややこしいのです。

肉体的にまた戸籍上でも男性なのですが、性同一性障害があり、本人にとって「自分は女性」なのです。ところが、この女性(肉体的には男性)はホモセクシャルなのです。

従って、あまりいい言葉ではないが、レスビアンです。ですから、性愛の対象者は女性で、Aとセックスをしています。見かけ上は普通の夫婦関係みたいです。

ところが、実態は‥‥夫婦でありがならそうではなく、でも正常(?)な夫婦みたいに見えます。なにが正常なのかわかりませんが‥。

2人とも2w1と判定できる人たちで、「男性を強く意識するタイプ」です。当会の理論にあるように、ファザコン性が見えます。父親の話をよくしました。また、子どもをとても欲しがっていました。人見知りもせず、オープンでした。なにしろ旅先で知り合った人に、そんな話までするんですから。

性志向と、性同一性障害と、エニアグラム性格学の「9つのタイプが強く意識する性」という3つが、層みたいに重なり合っていると考えられます。

なんだか、宇宙とか自然の玉ねぎ構造とよく似ています。それゆえ、ややこしそうに見えますが、心というものは特別に不可解なものではないと思うのですが。
あなたはどうは思われますか? でも、やっぱり、ややこしいものなのかなあ‥?


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久しぶりにホームページを更新しています。でも、人間のことではありません。熊のことです。

タイトルは「マレーグマのツヨシくんは、タイプ4らしい!?」です。以下に掲載しています。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page17/dogmemo.htm

全国版の新聞記事に写真つきで載ったことなので、知っている方も多いと思います。約1年ほど前に電話で取材したものなのですが、すっかりと取りこぼしていました。

ツヨシくんに直接に会って確かめてから掲載したいと思っていたのですが、それができずに残念です。


なお、もう一つのブログ「犬の心理学・性格診断室」(以下のアドレス)には、ツヨシくんが登場している動画を載せています。

http://dogstype.exblog.jp/i0

クマのタイプ4って、ほんとにいるの? って、貴方も思っていたのではないでしょうか。疑問に感じるのはよくわかります。でも、タイプ4らしさが一杯なんですよ。

なんとなく、エニアグラム図では4w4くらいに位置するのではないかと予想しています。一番の年少型タイプで、また、最も愛らしい気質だからです。

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ある日、受講生がご自分の息子さんが写っているクラス写真(中学3)を持参されたことがあります。息子の友だちのタイプを知りたいとのことで、写真で判定できるのか見て欲しいというものです。

写真のサイズは大きいもので、男子の顔が大きく写っていて顔相もよく出ているものでした。がそれだけでなく、体全体の様子にふと感じるものがありました。

 講師:この子、タイプ4みたいに見えますよ!
受講生:そんな! 絶対にタイプ9だと思うんだけど‥どこがタイプ4なんですか?
 講師:体の芯が少しズレているというか歪んでいます。隣の子はまっすぐに立っていますが、彼はその子を少し避けるみたいな感じで立っています。
受講生:そう言えばネジレがあるみたいですね。でも、この子、絶対タイプ4じゃない! この顔はタイプ4らしくない! 顔がゴツイというか繊細には見えない!
 講師:顔形がゴツくとも、顔相のほうは繊細ってこともありますよ。
 
その後、この男子に関するエピソードを聞いていくと、やはりタイプ4と判定できました。どうも、タイプ4について自分なりの勝手なイメージを作り出してしまったように思われます。こいうことはとても多いんですが‥。

たとえば、詩人の石川啄木や中原中也をタイプ4だと紹介したことがあります。この人たちのイメージが濃くなってしまったようです。同じタイプ4の詩人には、谷川俊太郎がいますが、こちらは顔形としては繊細そうに見えないようです(私からは繊細に見えますが)。

ちなみに、ウィキペディアにある啄木や中也の顔写真を見ると、童顔だとわかります。こちらで紹介している「ネオテニー」に該当します。一度お読みください。

(なお、知り合いに中也と似ている男性がいます。タイプ4と判定しています。詩もよく書いており、本人も中也をかなり意識していました)

ネオテニーhttp://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-209.htm
啄木http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%B7%9D%E5%95%84%E6%9C%A8
中也http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%8E%9F%E4%B8%AD%E4%B9%9F

タイプ4の人たちがみな童顔などありえません。また、みな繊細な顔つきということもありません。実際、顔つきではなく様子としても、異常に神経質になっているタイプ4もいますが、神経質とはまるで思えないタイプ4の人がいますから‥。

ただ、顔形と顔相は違います。顔形がそっくりでも、顔相が違うとタイプも違ってきます。そういう見分けをするのは訓練をする必要があるみたいです。

それでも、写真には結構、その人の特長がでます。
たとえば、まっすぐに立てないとか、首がシャンとしていないとか、背筋が伸びていない人たちは結構います。目が虚空をみている、隣の人をそっと避けているなど、いろいろな情報を読み取れます。

一度、アルバムを取り出して観察してみてはどうでしょうか。 

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ある会の集まりがあり、記念写真をとりました。総勢30人くらいです。ある日、その写真を講座に持参して、受講生に質問したことがあります。

「この中に、タイプ8の人が一人います。当ててください」 
その時はたぶん12名ほどいただけですが、2人の人が当てることができました。正解率は低いのかもしれませんが、それでも当てられる人がいるのですから‥。

このような方法でタイプ判定をすると、的中率は意外と高いみたいです。また、顔相を読みこむ訓練にもなります。 


なお、この人の目は、アイラインを引いているのかと思うほど目がクッキリしています。目に鋭さがありますが、顔の輪郭もくっきりとしています。女性で、タイプ8w7に当たります。

また、他のところで偶然に彼女と出会って、駅まで私の車で送っていったことがあります。ふたりっきりなのに、なんと! 彼女は後部座席に座りました。まるでお抱え運転手になったような気分でした。

ところで、11/10
でも取上げている「劇・男 さいとうたかを」(リイド社)の中に、ご本人が書いたと考えられるプロフィールが載っています。以下です。

「特長 ヒゲ ファッション(ナウイよ) ゴルフつきあい程度 車、飛行機の運転及び操縦などは、運転席&操縦席に座らず、常に後部座席 ‥略‥マル秘 年増美人にヨワイ傾向あり」

後部座席は位置的には一番に安全で、また上席と言えるのではないでしょうか。人にはみな、自分が座って心地よい席、自分に相応しい席というものがあるみたいです。末席とか隅っこを好む人たちがいますが、たぶんタイプ8ではないはず‥。

ちなみに、さいとうさんのゴルフの腕前はつきあい程度ではなく、実際にはかなりの腕前で、漫画家の集まりでの競技で優勝しているらしい。

そして、ゴルゴ13に登場する女性たちは、みな年増美人だということはよく知られています。


タイプ8は「永遠の30
40代」です。精神年齢としてみたら、いつも働き盛りにいるようなものです。子どもっぽい愛らしい女性は、性愛の対象者にならないのは至極よく理解できるところです。

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同じタイプは顔相が似ているのですから、顔写真からタイプが絞れることがあります。むろん、いつもではなく、絞れないこともあります。

ある日のこと。受講生の一人が写真を持参して尋ねます。
「先日、タイプを知りたい人がいるとお尋ねしましたが、竜頭さんはタイプ8だと判定されました。その人がこの写真に写っています。どの人かわかります?」 

中年の女性3人が立っているものです。でも、顔が大きく写っているものではありませんでした。顔が大きく写っていないと顔相というものは読み取れにくいためです。

それでも、一人の女性を指差しました。結果は当り!でした。いえいえ、自信などなく、間違えずに済んでホッとしたという感じです。内心ではヤッターッ!と叫んでましたが‥。

後日、このタイプ8w9と判定した女性とお会いすることができました。その女性の顔つきは怖そうという印象ではなく、タイプ2と見間違えるほどです。整った顔立ちですが、会ってみると存在感があります。

話し方は落ち着きがあり、他の人が話している最中に口を挟むことはありません。タイプ2の人たちの中には、講座でまだ話し中なのに口をよく挟んでくる方がいて、講師である私の話を聞いていない人たちが少なくありませんから。

この女性は相手の話もじっくりと聴いて、自分の話し方もじっくりです。語尾がわかりにくいことはなく、はっきりとクリアに聞き取れます。

足を組まず腰を動かすこともなく、水を一口飲んだだけでほとんど口にせず、手振りも少なくて‥。着ている服も高価そうです。そういう振舞い方が全体として大物ふうにみえ、かつ自信タップリで余裕があるように見えるのでしょう。

でも、友人の女性2w1も、こんな振舞い方をしていますから‥。かなり以前の研究会の仲間うちではタイプ8だと判定していた人です。

「なぜ、その人は2w1なのか?」って! 自宅に招かれて一泊したことがあるからで、そういう体験をしなければ、タイプ8ではないと見抜けなかったと考えられます。

また、2度くらいしか会っていないのに、自宅に招いて泊まらせてくれるなど、タイプ2らしいもので、タイプ8らしくないものなんですが。

いやはや、何度も書きますが、タイプ判定は本当に難しい!! 

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 講座で、8・3・7という3つのタイプを取上げていた時のことです。理論にある「女性を強く意識しているタイプ」(以下クリック)について説明していると‥、

     http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

受講生A:強く意識するってよくわからないけど、タイプ7の男性は母親と妻と、どちらを大切にしているんですか?
講師:大切にしているかどうか、それは個々に違いがありますからね。母親に腹を立ていたら大切にしたい気持ちがあっても、実際には大切にできないでしょう。
受講生A:じゅあ、妻と娘ならば、どちらを強く意識してるんですか?
講師:タイプ7にとっては、まずは母親で、次は妻という存在が大きいと言えるので、娘は、その次になるかもしれませんね。大きな存在のほうに向きますから‥。
受講生B:それ!わかります。昨夜、私と息子が口ゲンカしていると、夫(7w8)が、「オレの女に手を出すな!」って、息子にスゴンだんですよ! 

 エエーッと一同大爆笑です。タイプ7は、息子に対して親として接するのではなく、「妻の配偶者」という接し方をしています。そこが理論にある「女を強く意識している」でもあります。

 また、8のウイングがあると、タイプ8のように妻を守る意識が強く、ウイング6が、このようなセリフを言う可能性は低いと見ています。

 そして、タイプ7は「長男気質」ゆえ、子どもタイプです。親になっても、実際には親的な立場になりにくい気質です。娘はかわいがるので親らしい振る舞い方をしているように見えます。が、意識としては親らしい接し方ではありません。また、
息子に対しては父親というより、兄弟のようなライバル関係に立ちやすい人です。 
 
 そして、娘はかわいがるほうですが、娘によっては生意気にみえる人がいます。そんな娘ならば、かわいがる対象にならないのは言うまでもありません。母親も憎らしい人に見えたら、また、妻も夫を愛さないのであれば、憎しみの対象にもなりえます。

 というよりも、すぐに「愛」が「憎」に変りやすいのです。「強く意識する対象」とは、対象の言動に過剰反応するのですから、安定した穏やかな関係になりにくいと考えられます。

 ここが、どうも分からないみたいです。タイプ7の娘ならみな一律にかわいがれるというものではありません。息子でも、その父親(タイプ7)にとって従順で愛らしく見えている、かつ自慢の息子であれば、可愛がります。 

 なお、少年少女期は母親の存在が大きく、青年~中年期以降は、恋人や妻の存在のほうが、じょじょに、母親より大きくなります。ライフサイクルを常に考慮しなくては、性格分析はできません。

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 メールで連絡を受けた方から、ご要望がありました。アミールがタイプ8だったら、どのように行動するのか、また、タイプ5だったらと仮定した場合を知りたいというものです。

 タイプ8やタイプ5といっても個々にいろいろな違いがあるので、一概に言えるものではありません。が、まあ硬いことを言わず、厳密にみないで予想してみます。

 タイプ8ならば、召使いの息子は確実に「家来」にしており、「大の仲良し」とはならないでしょう。自分の家来が理不尽な暴力を受けていると知ったら、その場ですぐに攻撃するのではないかと思います。

 腕力があれば相手が3人でもひるむことはないと思いますが、腕力にいまいち自信がなければ、首謀者をそこらにある石で遠くから打ちつけて、深いダメージを与えてから乗り込むのかもしれません。

 しかし、凧を探しに行かせるだけで、家来を探しに行くことがあるのかと思います。自分は帰宅してしまい、その後にハッサンも帰宅して傷を負っていると知ってから、腕力のあるタイプ8はすぐさま復讐に出かけ、自信のないほうは計画を立て準備を整えてから出かけるのではと予想します。

 タイプ8は「強い人間であらねばならない」という「ネバ人間」です。自分の強さが発揮でき、それをみなに知らしめられるのです。好機到来になるかもしれず、勇んで復讐に出かける可能性があるとみます。

 次に、タイプ5は、タイプ8とは違い「家来」が欲しいタイプではありません。が、「家来扱い」をしている可能性はあります。また、タイプ8も5も、男の友情を求めるほうではありませんから「大の仲良し」にはならないでしょう。

 また、タイプ5は凧合戦に出るとも考えにくいタイプです。しかし、それで終わってしまっては話が進まず面白くないので、比較的、凧合戦をやりそうなタイプ5w4だと仮定して、予想してみます。

 5w4も、ハッサンに凧を探しに行かせて自分は帰宅してしまうほうではと予想します。また、ハッサンが傷ついたことを知っても、そのまま放置することも考えられます。

 しかし、なかには怒りを感じて復讐計画を立てる男子がいるかもしれません。その場合、8とよく似た行動を取るのではと予想します。

 タイプ5は「賢い人間であらねばならない」という「ネバ人間」です。この場面は、賢さを発揮できるものではありません。また、暴力沙汰とか暴力事件に関与することは、できるだけ避ける気質です。

 好戦的な気質ではなく、面倒なことには係わり合いにならないようにしているタイプです。それでも何かの流れから、ある人間を守らねばならないとなれば、頭を使って、相手に何かダメージを与えるかもしれません。

 二度と暴力を受けないようにという配慮をしつつ、物事が大事にならないように考慮した行動を取ることも予想されます。

 タイプ8は相手に深い傷を与えたり、その後に他の人も巻き添えにすることも考えられます。好戦的な気質ゆえ、次第に大事になる可能性も出てきます。とくにウイング7のほうです。

 なお、攻撃タイプ(8・2・5)の中では、男同士の友情を求めるのはタイプ2だけです。タイプ2のアミールの振舞い方をみると感情的ですが、8と5は冷静です。ハッサンに対してひどい仕打ちをする可能性は低いのです。

 とまあ、単なる予想ですからね。これが当っているのか、見当違いの予想だと思われるのか、それは読者のみなさまのほうが判断することで‥。夜も更けました。おやすみなさい。

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  前回10/2のこちらからの問いかけにメールで答えてくれた人は6名です。二日前のことなので、意外?に多かったのではと思います。早速のご連絡ありがとうございます。

 さて、アミールのハッサンに対する仕打ちを理解できる人は3名で、理解できない人も3名です。タイプの判定済みの方が2名で、他の方はわかりません。

 ところで、この映画の原作者はタイプ2w1と考えられます。その根拠は、仲良しだったハッサンへの酷い仕打ちにあります。(となれば、理解できると答えた方は2w1の可能性が高いと考えられます)

 ハッサンを助けなかったので自分は善い人間ではないことになってしまう。つまり、「善い人間であらねばならない」という囚われの強い気質ゆえに、そうではなかった自分を受け入れることができないのです。

 また、負けず嫌いな気質(ウイング1の気質)ゆえに、自分の弱さを受け入れられず、ハッサンにそんな自分の本性を見抜かれていることが耐え難いのです。それで、どうしてもハッサンを追い出さねばならなくなったと考えられます。

 他のタイプでも善いことをしたいという気持ちは十分にありますが、最も強いのがタイプ2の人たちです。しかし、実際には、このタイプでも悪い事をしたり酷い行為をします。
 

 他の会派で学んだ方から、「(タイプ2は)
人のためになりたいとか、親身になって人助けをする人だと思っていた」と聴きました。エニア研究者のドン・リチャード・リソは、タイプ2を「良きサマリア人」などと形容しています。「ユダヤ人の母(のような)」と著書に書いています。

 確かに、そういう人もタイプ2の中にいます。他人に親切に手を差し伸べて積極的な行動をする人がいます。その逆で、悪い事、ひどい事をする人もいます。しかし、何もしない人もいます。怠惰で自分のことしか考えていないのです。

 「自分を善い人間に思いたがる」人たちが、なぜ、悪い事に手を染めたり、酷い事をしてしまうのでしょうか。それをできるだけ明確に説明したいと思います。

 前回9/30に、目立つことと目立たないことは表裏一体だとご紹介していますが、善と悪も表裏一体なのです。善い人間にならねばと必死になっている人ほど、悪の道に嵌りやすいと考えられます。無理をしているからです。

 無理をしていないタイプ2は、たとえば、ハッサンを助けられなかった自分を認め受け入れられます。自分の弱さを直視して、次は頑張ろう強くなろうと決意するのではないでしょうか。そうして、ハッサンに告白して謝ることもできます。

 自分に正直で自分の欠点を受け入れられる人ほど、素直で誠実な行動が取れると考えられます。(なお、これは全タイプに言えるもの)

 しかし、自分は正しく善良で強い人間だと固執して、現実の自分を受け入れられない人間ほど、意地っ張りになり、意固地になって、自分の過ちや弱さ欠点を隠そうとします。

 アミールがそうです。ハッサンに自分の本性を知られているために、嫌な自分を認めたくないために、ハッサンの顔を見たくないのです。はかりごとを巡らして追い出してしまったのです。

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