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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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ストーリーゲームについての質問メールがお二人目から届きました。ラストに登場する「真沙さん」が2w1のところを押すとクリアになる根拠を知りたいとのこと。浩子さんセリフのみです。

①みんな受験校、決めたのかなあ? 私、ちぃっとも決められないわ。
凄いネェ。そういう人と出会えた人は幸せね。
③私も応援するわ! 私たちの中では一番成績いいんだし、きっと受かるわよ。
浩子(9w8)そんないい加減なこと言うもんじゃないわ。受かるかどうかは時の運っていうものもある。学力があっても試験当日になると緊張して実力が出せないこともある。
⑤(ムッとしつつ)それはそうだけど…、飾里はがんばり屋だから…。
⑥ええっ!そうなの?大変ねえ。私たち、これから厳しい社会に出ていくのね。おとなにならないといけないのね。
⑦大学を出る頃には良くなっているといいんだけど…、どうなるのか…。
⑧あなたのそんな楽天的なところが羨ましいわ。私は粘り強くないので、二浪だけはしないように受験勉強に専念するつもり。それに、どうしても行きたい大学が見つからないの。だから、そこがダメだったら、ランクを下げようと思うの。

①のように、会話の口火を切るのがタイプ2w1に多いので、そのようにしています。③「きっと受かるわよ」というセリフは友だち思いみたいな感じで、励ましているつもりだと思います。

なお、このようなセリフは「善い人」に思われたがるタイプ2によくあります。でも、それは深い考えから出ているものとは思えず、少し調子のいいセリフかもしれません。

9w8や他のタイプにとっては、そこに書いているように、いい加減だとか上辺だけの社交辞令に感じるかもしれません。「きっと受かるわ」と言われたタイプ4のほうは、ちょっと嫌な感じになることもあります。

また、よく人を褒めるのも2w1に多いものです。一方、タイプ4は、人から褒められるのはあまり好かないことがあります。根拠や実績のないものであればなおさら…。

⑤のように、これくらいでムッと来るとしたら2w1から探すくらいです。よくムッとしたり、よくイライラしやすい人は、いつか怒り出します。怒りやすい気質だと示すために入れたものです。

⑥真砂さんは大人タイプゆえ、大人になりたい訳ではないが、比較的それは受け入れやすいので、そのような曖昧なセリフにしました。タイプ4の飾里さんのセリフと比較してもらえればと思います。

⑧2w1は競争意識の強いタイプですからランクは下げたくないでしょう。しかし、経済的なことも考慮するなど現実的な対応はしやすいほうであり、行きたい大学が見つからないのならランクは下げられると考えられます。

また、不合格への恐怖心も、1のウイングが重くなると強くなります。1が重くなるほど神経質になりますからね。と、まあ、こんなふうなセリフになったんですが、ご納得して頂けるでしょうか?

かなり幾度も考えなおし、悩み、試行錯誤して作り出しているゲームです。容易には作れないので苦心のほどを認めて頂けたらと思うのですが…。今年度版もまだ作れません。



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ストーリーゲームへの質問メールが届きましたので、お答えしたいと思います。ラストステージの「飾里」という娘さんに関するものです。タイプ4w3を押すとクリアにしています。以下は飾里さんの発言です。

①私は中学の頃から決めているの。○大学の○教室に絶対に行くわ。
②そこの教授をしている人の本を読んで、この人から学びたいって思ったの。
③でも私の学力じゃ難しいみたい。けどそれ以外の所は魅力感じないし
④大人になんかなりたくないわ。このままではダメかしら
   それにみんなバラバラになってしまう

それはそうなんだけど。目標っていっても卒業後のことまで考えられない

タイプ4らしいものとして、尊敬する人が見つかると心酔しやすく、その人一筋になりやすいという傾向があり、①と②のようなセリフにしています。

③のように、それ以外には目を向けないという方向にもなりやすい。④末っ子気質ゆえか大人になることを怖れる人がいます。また、寂しがり屋なので仲良しと別れることをかなり辛がると考えられます。

⑤社会に出て自立することが恐怖になるので、将来のことを考えるのが後回しになる傾向もあります。


無論、これらのことは全てのタイプ4に当てはまることではありません。わかりやすいほうにしているのです。そして、ウイングについてはどちらにもあることで、「これだけでは絞れない」が正解なのですが。

実はこれはヒッカケです。ラスト問題ですから難しくしています。飾里さんはタイプ4しかない、と確実に判定して、他の2つも正解であれば、4w5と4w3どちらかを押せばクリアになるはずです。どこかでひねろうとしました。前回は簡単にクリアされたからです。

ところで、「浩子さん」を9w8としていますが、2w1と間違えられるだろうと予想していました。たとえば、こちらも以前はマンガ家の足立充を9w8と誤認していましたが、現在は2w1と判定しています。

タイプ8が指導者気質ゆえ、8のウイングが重ければ確実にその場をリードしますが、ウイングが軽いほうではなく、その中間くらいでも同様です。

2w1と9w8は仲良しにもなりますが、よく張り合うほうで、犬猿の仲になることもあり、それでちょっとブツカリそうな感じにしました。


なお、第2ステージの母親のタイプは7w6です。そして、以前に公表したものは、全部仕切りなおしをして調べている段階です。どうか、以前のものは忘れてくださいませんか。

混乱させて申し訳ありません。こちらも間違いに気づいた時はかなり混乱しました。絶望的という感じで全てから降りたいと思ったほどです。どうかお察しください。

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昨年のストーリーゲームは難しかったようです。正解者は2名だけでした。

お遊びコーナーへクリックすれば飛べます。→http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/cgi-bin/playpage.htm

なお、なぜ、このタイプが正解になるのかわからないという方がおられるようです。どうしても知りたいということであれば、解説したいと思います。

ただし、全部知りたいと言われても困ります。なかなかの作業になりますからね。

全部で12名のタイプを当てるゲームですから、その中で、一人か二人くらいならば、そのタイプだとした理由や根拠を取り上げられると思います。

どうか、よろしくお願いいたします。

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昨年末のこと。テレビのスイッチを押したら、刑務所を出所することになった男性の姿が、画面から急にこちらの目に飛び込んで来ました。

ナレーターは、この男性が犯罪(詐欺)に手を染めたのは、一緒に暮らしていた女性が亡くなってからだと語る。

「働いていても、たのしくてしょうがない」、「彼女の顔を見るのが楽しみ」、「(彼女が亡くなってから)心がどっか行っちゃったみたい。どうなってもいいという感じで…」、「僕の全てだった。生きる望みの全てだった…」

この段を聞いて、グッとせりあがってくるものがありました。これほどまでに女性を恋う男性がいるのですね。なんだか哀しく憐れでなりません。

保護司(たぶん)が、彼の住むところや仕事探しなど社会復帰への手助けをしていました。また、自分の冬服なども提供している。

彼もそれに対して感謝している…。おとなしく穏やかそうな顔つきで、保護司の好意に応えつつ礼儀正しく挨拶していました。

ちなみに、この彼のエニアタイプは、「女性を強く意識するタイプ(837)」と考えられます。単に恋しているだけではなく、女性の存在が大きいと感じさせますから。

きつさは全く感じられないので、タイプ3かタイプ7w6だと考えられます。なお、タイプ3はめったにいないタイプなので、確率的には7w6になるでしょう。また、この男性のように気弱な好々爺というイメージならば、7w6によく見かけるものです。

これに関連するものとしては、ホームページには、「昔話や童話からタイプを理解する方法シリーズ」というものがあります。

「絵姿女房の夫はタイプ7 w6か」というタイトルです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-235.htm 

なお、保護司さんは、
素直で穏やかそうで律儀な彼の様子から、あまり不安を感じていないように見えるのですが…。支えてくれる家族がいないままでは、彼が社会復帰に成功するのか不安です。

7w6という気質を知っていればなおさらで、孤独に弱い傾向があるからです。人とのつながりが絶対的に必要なのに、そういうことまで援助する保護司さんはいないのではないかと。また、それは保護司さんの手にあまるようなことではないかと思うのです。

ところで、
覚せい剤、窃盗などの軽い罪で収監された人の、出所後5年以内の再犯率は60%以上みたいです。また、天涯孤独であれば、再犯率も高くなるだろうと予想されます。
 

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1月1日にご紹介しているものですが、「タイプ4は世界が破滅するという妄想をしたり、不条理なマンガを読んたり、あるいは描いたりすると、気分が晴れることがあるタイプ」です。

たとえば、マンガ「ドラゴンヘッド」は望月峯太郎の描いたもので、タイプ4と判定しています。このマンガの世界は滅亡しそうです。

タイプ4は「世界は肯定的であり否定的であり、どちらでもない(両価的)」)ために、ラストシーンは何が言いたいのかわからないことが多くなります。世界はどちらとも言えないものなのですから、終わり方も、「ドラゴンヘッド」みたいな感じになり、理解されにくいものが結構あります。

また、これは当会の理論にある「人間一般コンプレックス」という複雑な心理状態になりやすい気質から来ているものと考えられます。本当は人間大好きなのに、しばしば大嫌いになりやすい人たちです。人間に対して過剰反応しやすい傾向を持つからでしょう。

ところで、妄想をするにしても、上記のような妄想はあまりしないのが、タイプ2です。誰かの窮地を救ったとか、自己犠牲によって人々に希望と勇気を与えられるという哀しくもあるが、癒しにもなる妄想をすることがあります。

たとえば、以前に取り上げた萩尾望都の「トーマの心臓」というマンガ作品にあるものです。「みんなの広場」に掲載されているものですが、「トーマという天使のような少年が自分の命を犠牲にして、上級生に人を愛することを思い出させる」という内容です。

または、自分が何かで認められたとか、尊敬する人に見出されて教育を受けて成長する、というようなものです。ハッピーエンドを想像しやすいタイプですが、全てがそうなるものではありません。

実は哀しいお話が大好きなタイプでもあります。それを以前は把握できずにいたので、タイプ2の作品をタイプ4だと間違えていたと考えられます。また、タイプ2の人たちも、自分をよくタイプ4だと間違えています。しかも、かなり多数の人たちにあるものです。

タイプ2でも不幸が重なっているような時期であれば、世界なぞ滅亡してしまえ、というような妄想をします。しかし、そんな妄想をしても、気分が晴れることはないでしょう。肯定的な世界観を持って生まれたタイプだということは、そういうことなのです。

タイプ8や、8のウイングを持つ7w8であれば、自分を傷付けた人物に復讐する、また、軽んじられたりなどされれば、何か恐ろしい仕返しをしてやる、などという計画を立てたりしていると、気分が晴れるかもしれません。

否定的な世界観を持って生まれたタイプは甘い期待をかけることはなく、肯定的な想像することほとんどないタイプです。だからこそ、信頼した人物ができた場合、裏切られたならばショックは大きくなります。必然的に仕返ししたくなるものではないでしょうか。

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ある4人家族のことです。夫婦と小学生の息子が2人です。兄弟はずっと仲が悪くて、母親の悩みのタネです。その原因をエニアグラム理論から探ってみると…。

さて、長男のエニアタイプは、タイプ7w8です。母親の愛を独占したがるところがあります。タイプ7w8の兄にとっては、弟はライバルに過ぎません。

この長男は、母親の日頃の様子から、どうやら、「自分よりも弟を可愛がっている」と感じていました。それゆえなのか、弟が憎らしくなって、弟にケンカを吹っかけたり、弟が大切にしているものを隠したり壊したりします。でも、弟もきついところがあるのか負けていません。

弟へのねたみからなのか、毎日のように心は揺れ動き波立ち、母親に何かとわがままになっています。一方、次男はおとなしくて母親の手を煩わすこともないので、母親にとっては次男のほうがつきあいやすく、愛しいと感じてしまうのでした。

それでも、2人の息子を分け隔てなく愛さねばと気をつけていました。それで、意識的に次男に小言を言ったり、叱ったりしていたのですが、なんと、それでも長男に、自分の心が次男のほうにあることを見破られていたのです。

ところで、次男はタイプ2w1です。父親のことばかり意識して見ているような気質です。ところが、父親はタイプ4w5です。元々に子どもにあまり関心を示さない気質ですが、勤務先の仕事はきつく、仕事のことしか考えらず、子どものことは妻任せです。

次男は、そんな父親の様子から、自分のことは全く忘れられているように感じて、寂しい思いを抱えています。父に拒絶されたと感じた時に限って兄に絡まれます。そこで怒りを発散させてしまうのでした。

妻はタイプ2w1です。タイプ4の夫にとって、タイプ2の妻は、自分の母親みたいな存在になりがちです。家庭のことはすべて妻任せで、夫婦というより、「お母さん」と「子ども」みたいな関係になってしまうのでした。

ところで、タイプ2は男児を可愛がる傾向がありますが、母親にも「好み」というものがあります。見目麗しく優秀で手のかからない自慢の子どもを可愛がるという傾向は、タイプ2だけとは限らず、どの母親にも見かけるものです。

また、自分の言うことをよく聞き入れる、素直で優しい息子も、好みになるでしょう。従って、この例とは違い、タイプ2の母親が、タイプ2の子を嫌い、タイプ7の子をかわいがることもよくあります。

そして、長男は、家庭内の
不満や苛立ちを、学校で発散していました。クラスの子どもたちに悪戯したり苛めたり、先生たちの手を煩わせていたのです。

さて、この母親から相談を受けたならば、どのようなアドバイスをしたらよいのでしょうか。貴方ならば、どのようなことを考えつくのでしょう? 

家族の問題として、そこに何が起きているのか、真の原因を探るには時間がかかります。容易ではありません。しかし、当会の理論(以下)を知っていれば、また、タイプを正しく判定できたならば、事態をすばやく把握できるのではないでしょうか。

この家族が強く意識する相手は、以下のようになり、みな片思いをしています。
長男7→母親2→次男2→父親4→仕事

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm


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萩尾望都さんの作品には、少年愛ものがかなりあります。ただし萩尾作品は大量にありますから全部はとても読めません。

少年愛ものがどれほどあるのか確かめていませんが、結構あります。
初期の作品「雪の子」にも、既に少年愛の要素が入っています。

ちなみに、「少年愛」とは言わず、これまでさまざまな言い方がされてきたものです。
たとえば、ボーイズラブ(BL)、お耽美、JUNEなどですが、1980年代頃から「やおい」と呼ばれているものが出てきました。

ウィキペディアには、「やおいは、主に女性読者のために創作されたもので、男性同性愛を題材にしている漫画や小説などの俗称」などと書かれています。

ところで、「花の24年組」をご存知でしょうか。70年代に登場した少女漫画家たちを指しています。竹宮恵子、大島弓子、山岸涼子、青池保子、木原敏江さんなどで、萩尾さんも入っています。

ここに上げた人たちの漫画をタイプを調べるために読んでみましたが、みなタイプ2w1と判定できるものでした。タイプ2であれば、「男性を強く意識するタイプ(261)」です。

2w1と言えば、「女の中の女」と言えるくらいなので、当然に男を好みます。男の世界に憧れを抱きやすい傾向があります。しかも、このタイプは「お母さん気質」ですから、男児を可愛がる傾向があります。

また、やおいを創作している人たちの作品も、10くらい読みましたが、みなタイプ2w1と判定できるものでした。

10
くらい読んだだけでは判断することはできませんが、もしかしたらと。もしかしたら少年愛系はこのタイプが圧倒しているのではないかと予想してしまうのですが…。

少年愛を描写している漫画や小説を大量に読む必要がありますから、予想通りではない可能性もあります。また、これだけでなく研究したいもの調べたいものがたくさんありますから、とてもここまで手が回りません。

ともに研究してくれる人と出会えないかとずっと探していますが、タイプ判定に習熟するのは予想以上に困難で、なかなか期待通りにいきません。

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ある母親は、元々に娘のことを気にする人でしたが、娘が中2になった頃から、妙に娘の身辺をかぎまわっています。

男友だちができるような年頃になったので、携帯でおしゃべりしている相手は誰なのか知りたがるというのです。娘の生理の時期なども把握しているようです。


娘さんは、これまでは母親のことはあまり気にならないほうでしたが、最近の母親は「なんだか、自分を見張っているように感じる」と言います。

でも、それよりも、父親が自分のことを気にかけてくれない、自分のことなど失念しているように見えて、苛立ちや寂しさを感じることがあると語ってくれました。

一方、父親(=夫)は、妻(娘の母親)の動静には過敏に反応しています。「週末スキーに行く予定だが、妻の機嫌が悪いので言い出せない」と語ってくれました。

でも、妻のほうは、「スキーに行きたいなら勝手にいけばいいのに、私もやりたいことしてるし、なんで私の顔色ばかり伺っているの?」と、怪訝な面持ちになっています。

さて、この3人家族はそれぞれに片思いをしています。母親はタイプ7w8で「女性を強く意識するタイプ(837)」ですから、一人娘のことばかり気にかけているのです。夫(男)には感情的になりにくいほうです。

娘はタイプ2w1ですから、「父親や男性を強く意識するタイプ(261)」ですから、当然に父親のほうばかり気にしています。

各タイプの強く意識する対象http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm


しかし、この父親はタイプ3で、妻も娘のどちらも気にかけるほうですが、実は、こちらの場合の妻は、タイプ8の「お父さん気質」を併せ持っています。きつい気質で、気遣わねばならない相手になり、それゆえ独断で物事を決められないのだろうと考えられます。

また、タイプ3は、元々年下は気にならず、年上を気にかけるほうでもあります。「次男気質」といい、年少型タイプだからです。

また、妻は「長男気質+父親気質」で、夫は「次男気質」です。実質的には、「長男」対「次男」という関係になり、夫は妻の
顔色を伺うようになってしまいます。

また、タイプ3の父親にとって、タイプ2
の娘は、自分の娘でありながらも、どうも可愛がる対象になりにくい気質の娘です。

なぜならば、タイプ2は「お母さん気質」で、タイプ3である自分は「次男気質」です。父と娘なのに、実態としては、次男(3)と母親(2)みたいな関係になってしまうのです。むろん、小さい頃はかわいがったかもしれませんが、娘は中学生ですから。

なお、娘が、父と同じタイプ3とか、またはタイプ4(末っ子気質)の娘であれば、ずっとかわいがる対象になる可能性がありますが…。

母親7(女性に向く)→娘2(父親に向く)→父親3(年上の女性に向く)夫→妻(母親)7

このように、この家族も矢印は一方向で、トライアングルになっています。これに関する理論は、以下にあります。人間関係には、表面的な関係と、そうではなく、実質的な関係があるいうことです。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm


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ある小学6年男児は、なんだかムシャクシャしてある事を仕出かしてしまいました。自分でも困ったことをしたと悔やんでいました。父親に叱られるかもしれないので、先手を打って、父親にちょっとした言い訳みたいな手紙を書いたみたいです。

でも、直接に手紙を父親に渡せないらしく、「渡しておいて」と母親に頼んで登校しました。さて、父親のほうは、最近の妻の様子から、妻が息子のことで心配しているのを気にしています。

それで、妻宛に、「そんなに気に病まなくても…、ちょっと気晴らしに、今度の日曜日は映画を観るか、買い物にでも行こう!」と、メモを食卓において働きに出かけました。

妻のほうは、「夫は私のことを気にかけてくれるけど、それよりも息子のことを心配してほしいのに、どうも息子のことは気にならないみたい…」と、なんだか釈然としていない様子です。

さて、この一家は3人ですが、エニアタイプは、息子がタイプ6w7、父親はタイプ7w6、母親はタイプ2w1です。

タイプ6の息子は、男性を強く意識するタイプ(2・6・1)です。
母親とは気楽につきあえ言いたいことはなんでも言える傾向があります。しかし、父親に対しては心理的に構えてしまうほうで、父親を怖れる傾向があります。気軽に近づけないんです。

タイプ7の父親(夫)は、母親と女性を強く意識するタイプ(8・3・7)です。母親とは早くに死にわかれています。母親がいないのであれば、次は妻のほうばかり気にします。息子のことなどあまり気にならないのです。

ところで、母親(妻)は、父親と男性を強く意識するタイプ(2・6・1)ですが、子どもを強く意識するタイプでもあります。子どもが小さい時期は、自分の父や夫よりも、息子のほうばかり見ている傾向があります。

どうやら、息子はなにかと問題を起しているので、息子のことが心配でならないみたいです。夫のことは二の次になっています。自分の実家の父親は元気で暮らしているので心配することなどないようです。

人は「片思い」になっていることが多い、ということを案外みんな気づいていません。この一家は、息子→父親(夫)→妻(母親)→息子となり、矢印は一方向です。トライアングルになっています。

 息子6→(父親に向く)→父親・7・夫(女性に向く)→妻・2・母親(息子に向く)→息子6

あなたの家族は、トライアングルになっていますか? まだまだ続きがあります。

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萩尾さんのエニアタイプを以前は、タイプ誤認していました。萩尾さんだけではありません。他にもたくさんいます。

タイプ誤認していた原因としては、「イグアナの娘」などにもあるように、母親との確執を描いた作品が多いところや、傷つきやすく不安感の強そうなキャラクターが多いという点から、タイプ4と誤認したのではないかと考えられます。

現在は、萩尾さんはタイプ2w1と判定していますが、判定した根拠を指し示すのが難しい人と、わりあい簡単にできる人がいます。タイプ2だけでなく、それは全タイプに言えることなのですが。

萩尾さんは難しいほうに入ります。作品も多すぎて、どこから手をつけたらよいのかという感じです。また、明確にタイプ2だと説明できる箇所とか、このタイプだと納得してもらえる適切な作品を見つけ出すのが大変で、時間がかかります。

ですから、取り上げるのは大変な作業になるために、実は正直に言えば、あまり取り上げたいマンガ家ではありません。また、私自身もエニア研究を始めたころ、萩尾さんのような作品こそ、典型的なタイプ4の作品なのだろうと思い込んでいたのです。

また、当初から研究を始めた仲間たちも、みな同じ見方をしておりました。また、タイプ判定を依頼される人の中に、ご自分をタイプ4だと思い込んでいる人も多数いました。

それが、
正しくはタイプ2w1だった、ということはしばしばあります。ありすぎるくらいです。タイプ2とタイプ4は、エニアグラム図形でみると線が繋がっていますから、共通点も多くて、間違えやすいほうです。

なお、2007年にそれまで公表していた有名人のタイプ、漫画や映画のタイプも、大量にタイプ誤認していたと気づいて、「タイプ判定の間違いについてのご報告とお詫び」を公表しています。 2007/12/20づけです。以下にあります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page16/16-3.htm

それだけではありません。
著書にある有名人のタイプも、大幅に書き直す必要があります。出版社にも連絡はしていますが、すでに発売された後でしたから、次ぎに出版できるのであれば、改訂版になると思います。

しかし、出版不況の時代ですから、次はないかもしれません。これを読まれた方は、有名人のタイプが載っている箇所は、間違ってない人もいますが、とりあえず、みな消去してくださいませんか。よろしくお願い申し上げます。


やらねばならないことが多すぎて、手をつけられないままのことが多く、大変に心苦しく苦慮しております。でも、萩尾さんについては、これから少しずつ取り上げていくつもりですから、どうかご理解ください。

その他の人も、むろん、少しずつしかできませんが、取り上げたいと思っております。従って、2007年以前に、ご紹介した有名人のタイプも、どうかあなたの脳裏から消し去ってくださいね。

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