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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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 人間の気質は、おおまかに9タイプに別けられます。別の言い方としては、「行動パターンがおおまかには9つある」です。

で、「行動パターンがある」というと、なんだか将棋の駒みたいなものではないかとよく思ってしまいます。

たとえば、ある人は、さながら「飛車」で、縦横には動くが斜めには動けないように見えるのです。ある人は「香車」で、前には幾つでも行けるかもしれないが、前だけしか目に入っていないように見えるんです。

ある人は「歩兵」で、地道に一歩ずつ前に進めています。走ったりしないんです。むろん、慌てたり横見もしない人にも見えるのです。

本人は気づいていないが、第三者からは、まるで不自由な生き方をしているように見えることがよくあります。そして、私自身も、他の人たちからそのように見られているのだろうと思うのです。

将棋って、駒の違いによって動き方がそれぞれに違うので、面白いゲームになるのでしょうね。でも、人間の一生もゲーム盤の上での勝負に似ているところがあるのではないでしょうか。

あなたも、頭を使えばどんな手だって使いこなせる、と思っていたのではありませんか。ところが現実はそうなっていません。

なんだか、それぞれの人たちが「それしかできない」ように見えることがよくあるからです。みな不自由に見えるんです。

物事をいろいろに考え付くのではなく、大抵が、そのタイプの人たちが嵌りやすい考え方しかできないようなのです。

単なる自分の解釈に過ぎないのに、それを真実だと思い込んだり、相手はこんなふうに思っているに違いないと、変に確信を持っていたりします。

この方向はまずいかなと、ちょっとは気づくかもしれませんが、多くは「それしかできない」という動き方をしているのではないかと。

将棋の駒は8種類なので、エニアタイプの9つには一つ足りません。でも、将棋の駒の動き方を見ていると、人間のタイプの行動パターンを連想させられます。よく似ています。

そして、敵陣まで踏み込んだら、角は「竜馬」に成ってより自在に動けるようになります。
エニア的な言い方ならば、人間的に成長すると、さながら「成駒」になって自己解放ができるようになるのではと思うのです。

タイプの制約を受けずに自由に動いたり考えたりできるようになる、と、そんな想像をしています。


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タイプ2は「お母さん気質」で、みんなの世話焼きをしたがる気質です。それゆえ、みんなから好かれるように行動して、慕われると勝手に思い込んだことを本能的にやってしまうのではと考えられます。

以下は「仲間たちのつぶやき」にある4w5の娘が綴った2w1の母との日々です。一度読んでみませんか?
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-101~/15-121.htm

あるタイプ4の女性の母親も上記によく似ている人(2w1)でしたが、娘は「自分の人生は自分で決めたい、ホームレスになる権利だってあるんだ」と、語っていて印象的でした。押し付けられる側の苦しみがよく出ていると思います。

あるタイプ1の女性も上記とよく似た母親(2w1)です。娘を高校教師にさせたがり、娘は仕方なく従いましたが最近になって退職しました。30年以上も教職に就いており、やりがいもあったみたいですが、それでも母親への「恨みは今も減っていない」と言うのです。

一方、マンガ家の娘は以下に取り上げているように、現在では母親のことを受容しているような感じです。母娘が同じ2w1になると、さぼど深刻になりにくいと考えられます。

「怒りは残るんですけど、しょうがないなと諦めがつく。ここに生まれちゃったんだからしょうがないと」

ちなみに、ごく最近、私も知り合いの50代の女性と立話をした時に聞かされています。「○さん(ご近所の同年輩の女性)はジコチューなのよ!」 (丁度ブログで取り上げていたところなので、ちよっとニヤリとしてしまいました)

「家庭菜園をしているが、旅に出かけて帰宅したら娘が菜園の世話をしてくれていないので、みな枯れてしまったらしく、“ぶちぎれた”なんて言うのよ。自分の趣味を娘に押し付けているのよ」

どちらも2w1女性と判定していますが、私の知り合いより○さんのほうが、ジコチューと言えるのではないでしょうか。

なお、これから伴侶を求めるのであるならば、精神状態とか、ジコチュー度みたいなものまで把握したほうがよいと思われます。

しかしながら、新参者に気安く声をかけるとか、ひとりぼっちでいる人をどこかに誘うのも、タイプ2の人たちがよくやっていることです。

人々の孤立化が進んでいますが、このタイプがいなかったら、もっと孤独な人たちで溢れたかもしれない、と、しばしば思うのです。あなたはどう思われますか? 

これ以上の無縁社会にならないように、このタイプの人たちにもっとガンバッテほしい、などと勝手に妄想しています。

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あるマンガ家がインタビューされて応えています。
「私は小さい頃、お母さんみたいな人になるのだけはやめようって思ってました。うちの母は本当に活火山みたいな人なんです。テンションが高くて、1年365あるうちの365日怒って噴火し続けている」

マンガ家もその母親もタイプ2w1と判定しています。(なお、雑誌に載っているものなので公表しており問題はないのですが転載先を明示していません。その点はどうかお察し下さるようお願い致します)

さらに、「小さい頃に、母に訊いたことがあるんです。“お母さんはどうして毎日怒ってるの”って。そうしたら母は、“私は優しい”って言うんです」

すると、母親は応える。「私のお母さん(祖母)は非常に厳しい人で、それで私は辛かったから、自分の娘には優しくしようとしている。それでも怒るのは、あなたたちが言うことを聞かないからだ」

この母親、自分の言うことは正しいことだ、と思い込んでいるように見えませんか? 子どもの言い分をキチンと聞き入れたり理解しようとつとめているのでしょうか。そうとはとても思えません。

なぜならば、子どもの言い分を聴いていれば、怒ることは確実に減ると考えられます。相手は小さな力のない子どもです。親である自分のほうが怒りを抑えなくてはならない、という考えが少しでもあれば、365日噴火することはないだろうと予想します。

たまの噴火ではないからです。このマンガ家、まるで生まれてからずっと新燃岳のそばで暮らしているみたいなものではないかと…。

つまり、毎日怒っているのに、自分を「優しい」と勘違いしているところが、「ジコチュー度の強さ」を物語っていると考えます。

「つい怒ってしまった」とか、「なんて悪いことをしたのだろう」などと反省している母親ならば、ジコチュー度は平均値だと考えています。

なお、この母親は漫画はくだらない仕事で、絵本とか童話を描くなら高級だという考え方をしていたようです。娘がマンガ家になることに大反対していました。

「職業に貴賎なし」という考え方ではありません。また、自分のそういった価値観を子どもに押しつけていますが、その自覚はないみたいです。

この手の親によくある言い分ですが、子どもは未熟ゆえよくわかっていない、ゆえに親が押し付けたとしても、子が言いつけ通りにしていれば、後からきっとその子は親に感謝するようになる、という考え方をしているみたいです。

ちなみに、小説家は下等な職業だと言われていた時代がありました。「夏目漱石の本ばかり読んで、近頃の若者は漢文を読まない」と嘆いていた親が、明治末期から昭和初期頃にはいたんですね。

70年代になり、「マンガばかり読んで、漱石などの本は読まない」と嘆く親がよくいましたが、今ではマンガを読んでも嘆くような親は見かけません。ゲームやネットにのめりこんで新聞も読まない! と嘆いているのでしょうか。

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ある女性タレントが、「自分のファンが、他の人のイベントに行くのを嫌うらしい」と評判になったことがあります。

この女性タレントをタイプ2w1と判定していますが、ある日のこと、インタビュアーがそれを尋ねたそうです。
「そういうことあまり好きじゃないのですか?」すると、「好きじゃないことはないです」という返事。続けて…、

「私は歌手の○さんだけのファンなんで・・・わからないな、っていう。だから、本当に何か・・・何ていうのかな、デビュー当時にTV局で有名な人とすれ違っても全然嬉しくないし(笑)。好きじゃないと本当に全然嬉しくないんで、本当に一途に思う、というか一直線になっちゃうんで、みんなは、いろんな人が好き、っていうのがちょっとわからないな、という世界なんですよね」

回りくどくて、何か言いにくそうな言葉使いをしています。自分のファンならば、自分のイベントだけに参加するべきで、他の人のファンになってはいけないみたいです。

一口に言うならば「ねたみ心が一杯」に見えるところです。独占欲が強いとも言えます。しかし、そうとは受け取られたくないので、喉に何か詰まったような言い方をしていると考えられます。

つまり、自分こそはみんなのヒロインで、ファンならヒロインのことだけを思っているべきだ、という発想の仕方です。ジコチュー度が深い女性なのだろうと予想するところです。

ところで、タレントやプロ野球選手などの「オッカケ」をしている人たちはタイプ2w1の人たちが多そうです。友人知人にも相当数います。タイプ7w6も少数でしたがオッカケをしていました。

タイプ4w5も熱心なファンになっている人は見かけています。ただオッカケしているとはまだ聞いたことがないのでわかりかねるところです。

でも、「オッカケ」って行動はどれほどしていると「オッカケ」になるのか、実はよくわかっていませんので、こちらもいい加減な取り上げ方をしていると思います(汗)。


誰かの熱心なファンになるような人は、そのような人物に憧れて、自分もそうなりたいという願望が出てくるのではないでしょうか。

逆に、一度も誰かのファンになったことがない人であれば、そうした願望は、さほどに持たないだろうと想像しています。


社会的に成功したい、何か成し遂げたい、という願望ならば全タイプが持っていると考えられますが、「みんなから好かれる人間になりたい」と訴えられたのは、これまで2w1の方のみです。

有名人好みで有名人に弱い人たちが多いように見受けられます。でも、オッカケられている人たちは、本当に好かれているのでしょうか? 好かれていても、それは単なるバブルではないかと。

たとえば、自分が少し有名になると、この女性タレントのように他の有名人に対抗意識を燃やして、やきもちを焼いたり、ねたみだすのではないかと予想します。

また、当人のごく近くにいる人たちからは好かれていないこともあるのではないでしょうか。
遠くにいるから良い所だけ見えているのではないかと。それどころか嫌われている。ねたまれている怖れもかなりあるように思います。

人から好かれることは怖いこと、重いこと、ストレスになり疲れること、という見方ももっと取り入れたほうがよいと思うのですが、あなたはどう思われますか?  
 

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「ほとんどの少女マンガに共通することは、出てくる人出てくる人、それこそ老若男女ぜ~んぶヒロインに首ったけ」

どんな形の愛であれ、ヒロインは末永くみんなに愛され続ける。これは女の子の理想なのである」 (横森理香著「恋愛は少女マンガで教わった」(クレスト社)より転載)

これまで3年間くらい結構な数の少女マンガを読み漁ってきましたが、たしかに上記のような作品をよくみかけています。また、そういうものが少女マンガの典型だと思われている向きもあります。

そして、典型的な少女マンガだと言われているものが、タイプ2の作者の作品が該当するようだと、だんだんハッキリとしてきた、というところにいます。

つまり、「自分は世界の中心にいると自己認識するタイプ(8・2・5
)」ゆえに、そのような理想を持つのではないでしょうか。なお、タイプ5とタイプ8の少女マンガ作品は15年以上探していますが見つかっていません(タイプ8の男性のマンガはありますが)。

かつて、タイプ8
だと思っていた少女マンガがタイプ2w1の誤認であったと確かめています。また、タイプ8も5も、他の人たちから好かれたい愛されたいという願望を持つとは考えにくい人たちです。

タイプ8は「お父さん気質」で、「強い人間に思われたい・怖がられたい・畏怖されたい」ほうです。タイプ5は「おじいさん気質」で、「賢い人間に思われたい・智慧を求められたい・賢くなりたい願望が強い」ほうですから。

ところが、タイプ2は「お母さん気質」で、「善い人間に思われたい・敬愛されたい・必要とされたい」という願望が強い人たちですからね。

自己中心的になりやすい傾向を持つ825の中では、タイプ2にしか起こりえない願望なんです。また、
女の子の理想なのである」と解釈している横森理香さんも、タイプ2w1と判定しています。そのような理想を持たない女性が存在することをご存知ないようです。

ただし、それらは、全てのタイプ2w1女性が理想としているものではありません。そこは誤解なさらないでください。そういう調子のいい自己中心的なストーリー展開になっていないタイプ2の作品も一杯にありますから…。

また、以前、NHK朝の連続テレビドラマ「どんど晴れ」のタイプを判定してほしいと受講生から依頼があり観たことがあります。

明らかに、登場人物たちはみなタイプ2w1と考えられましたが、なんというか、一部いじわる役がいますが、上記(青字)がまるまると該当してしまうのです。

そのような敵役がいなかったらドラマになりませんからね。でも、あまりにも主人公はみなに愛されていて、また、みな主人公のことばかり考えているんです。それでビックリしてしまったほどです。

なことないだろ! って思いませんか? 「み
な自分のことばかり考えている」のが真実に近いものではないでしょうか。たまに、家族や友人たちのことを考えて大切にする、ことはある、という気がします。

また、好きな人に対してもつい批判的な目で見ている、という傾向は普遍的なことのように思うのですが、あなたはどう思われますか?

ちなみに、主演女優さんは美人で、知り合いの男性(タイプ7)は大ファンです。テレビ画面の1m前にて、正座してドラマを観ていたと聞いています。

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1/29のブログ新婚旅行についての感想などを頂いています。面白いという感想が幾つかありました。それを少しご紹介します。

新婚旅行のタイプ4のエピソードですが、ありえる話で笑ってしまいました」とタイプ4の女性から感想が届いています。

また、タイプ4の男性はタイプ7のエピソードです。「
まさか家族全員で新婚旅行に行くとは。そんなことどう考えたってイヤですが、それが普通な人もいるんですね」

そして、
「わたしなら気を使うので、二人きりでいきたいです」とタイプ1の女性からメールが届きました。また、「新婚旅行に型なんて要らない!やりたいようにやろう!」というメールも届いています。タイプ7の男性です。

この4人の方には事前にご了解を得ないままにご紹介しています。たぶん、快く承諾して頂けるだろうと思っております。

でも、ご協力を感謝していることはお知らせしたいと思います。ありがとうございます。なお、これまでご本人の承諾を得ないで感想文を載せたことは一度もありません。

ところで、エニアグラムでタイプ別けができていると、同じタイプが同じ行動を取っていると、受講生たちからの情報から判明することよくあります。9つのタイプがあることは行動パターンが9つあることなのですから、必然的なことなんですが…。

また、セリフが似ていることもよくあります。セリフというよりも言葉使いが似ていると言ってもいいかもしれません。服装が似ている、ということも、なんだか不思議ですが、よく見かけるものです。

タイプが同じであっても、政治意識が似ているとか支持政党が同じということにはなりません。宗教がどの宗派に属するのか、無信仰なのか信仰心が篤いのかという点でも、タイプの傾向があるとは思えません。

それよりも日々の暮らしぶりや家族との付き合い方、趣味
などに各タイプの定型パターンがあるように感じています。

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時々おもしろいエピソードが私のところに入ってきます。主に受講生からのものです。今回メールで伝えてくれたものは新婚旅行に関するものです。

新婚の夫婦がともにタイプ7です。夫が7w6で、妻も7ですがウイング7か、あるいは8が少しありそうです。新婚旅行はハワイです。新婚のふたりだけでなく、二人の実家の家族全員と一緒だったんだそうです。

総勢11人だそうです。なんと判定してみたら、「タイプ7
家族」と言えるくらいです。いろいろに尋ねると、タイプ2とタイプ9が一人ずつ混じっていて、その他はみなタイプ7でした。ウイングの違いはありますが、7w6が多いと考えられます。

受講生の親戚に当たる人たちなのですが、受講生が「2人だけの旅行はどうしてできなかったの?」と尋ねたら、「大勢で行ったほうが楽しいから」とのこと。タイプ7らしい言い方には違いありません。

ただ、タイプ7の男性は、女性とふたりっきりになったら緊張してしまうでしょう。交際期間が長ければそうはならないかもしれませんが。

家族と一緒なら緊張もしないで、間も持てると考えたのかもしれません。また、
何か困ったことが起きても皆と一緒なら安心ですから。不測の事態を考えてしまう質でもあります。

ちなみに、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」は北野武さん(7w8)のギャグだったと伝え聞いています。事実なのか確かめていないのですが…。


次は、2人ともにタイプ4の新婚さんです。ウイングはどちらも5です。どちらも新婚旅行に行きたいところを以前から決めていたらしく、どちらも退かないのだそうです。

タイプ4同士ならば力関係は互角です。一方がタイプ2などになれば、そちらの言いなりになることも考えられます。お母さん(タイプ2の気質)と末っ子(タイプ4の気質)では勝ち目がないみたいです。


結局、女性のほうはフランスのパリへ、男性はオーストラリアへと別れて新婚旅行に出かけました。「それじゅあ新婚旅行にならない」と、やっぱり周囲から言われたようです。

でも、「新婚旅行という名目で休暇が取れたのだから…」という答え。タイプ4は一つのことに固着するというか、他へと興味を広げにくいところがあるようです。また、協調性は低いほうですから、こうなる可能性はあります。

なお、型破りの新婚旅行をした人たちがいたら知らせくださいね。その人たちのタイプも判定したいです。

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久しぶりに、犬のほうのホームページの記事を更新しています。

今回のタイトルは、「むだ吠えの多い犬」です。

タイプ1の犬の登場です。以下に載せています。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page17/memo/10.htm

よかったら、一度、お読みください。

なお、動画は、フランス映画「個人授業」です。
 
はじめて観た失恋ものの映画でした。

サウンド・トラックはフランシス・レイの曲です。

とても気に入っていました。懐かしい歌声です。

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父から暴力を受けたのに、「ころんだ」とか、「階段から落ちた」などと答える子がいます。親から、「家で起きたことは他人に言うな」と強要されてもいないのにです。

子どもが家庭内のことを他人に訴えないことはよくあります。ネットで探すと、「6歳、捨てられても叩かれても母をかばった」という埼玉で起きた事件が見つかりました。

2008年8月のニュースです。民家で3月、幼児3人が置き去りにされ、長男(当時2)が死亡、双子の長女が負傷した事件で、母親は保護責任者遺棄致死傷の罪に問われました。

家族たちの多くは、第三者が要る場では、赤裸々になりにくいものです。本音を出さないのです。また、子どもの場合は、親のことが怖くて話さないのです。

ところが、そうとは予想せず、帰宅してしまう学校の先生や、民生委員とか児童相談所の担当者たちがいます。ちょっとでも怪しいと感じたら、本人に尋ねるだけでなく、秘密裏に調べてみるべきではないでしょうか。

そういう確認作業を幾度もしないために、事態が深刻になってしまったケースがかなりあると考えられます。

このお話を講座で話すと、ある受講生から、「親に恥をかかせたくないので、言わなかったのか?」と質問されました。
 
ある少年事件の裁判での証言にもありました。「Aの口調は反抗的ではなく、私(担任)がいることで、親に恥をかかせたくない様子がうかがえ、恥ずかしそうに父親に言っていました」というものです。

ところが、これは担任の解釈に過ぎません。でも、それを解釈だとは考えず、事実だと思ってしまう人たちは少なくありません。前で取り上げたニュースのタイトルも、「母をかばった」となっています。本当にかばったのでしょうか? 

子どもは狭い世界しか知りません。児童保護法があるなんて知りません。親に食べさせてもらったことしかなく、親と寝起をともにしているのですから、その親の機嫌を損ねては大変なことになります。恐怖がそのように言わしめているだけではないかと。

これも、記者の解釈に過ぎない可能性があると考えます。事実を知らせるのがジャーナリストの大切な仕事なのに、どうも、そうはなっていないことがあります。違う解釈もできるのですから、それを知ってほしいと思います。

たとえば、「そんな父のことを恥じていた」ので事実を言えなかったという子もいます。また
「他の人々から否定的なことで注目を浴びていること(自分)が恥ずかしいので言えなかった」「他人に知られることが恥ずかしい」などです。

「恥意識」といってもいろいろに違いがあります。なにを恥ずかしいと感じるのかが違うのです。ちなみに、「父に恥をかかせたくないから言わなかった」と解釈した受講生たちは、タイプ2でした。それ以外のものは、タイプ4とタイプ7の受講生たちでした。

なお、「父親に恥をかかせたくない」は、父という他者への配慮です。後者は、そんな父であることを恥じる、または、そんな父を持つ自分の境遇を恥じており、それを他人に知られることを恥じているのです。

この違いがわかるでしょうか。わかりやすいとも言えるのに、なんだか わかりにくい!と思ってしまうんですが、どうなんでしょう?


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かなり久しぶりに、「仲間たちのつぶやき」シリーズを更新しています。タイトルは『タイプ1のわたし』です。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page11.htm

さすが、掃除遺伝子が備わっているなあ、と、思わせられるのではないかと。また、基本的に健全で、それが基盤になっていることもクッキリと出ていると思います。

こうした気質であれば、忘れ物とか失敗が少なくなりそうで、仕事に精勤できるだろうと予想されます。また、「男性を強く意識するタイプ261」であると、改めて感じさせます。

お父さんを敬愛するというか、尊敬する傾向があり(ただ、理想にかなった父親でなければ、そうはならないのですが)、その父の秘書的な存在になりそうだと予想させます。

無論、タイプ8の父親が、理想像に近いのです。タイプ8の父親も、このようなタイプ1の長女であれば、安心して秘書的な仕事を任せられます。

また、タイプ8は「女性を強く意識するタイプ837」です。妻や娘たちのことを気にかけています。妻や娘たちに囲まれていたいほうです。息子などには放任主義的です。

このように、自分の命じたことを間違いなく遂行するようなタイプ1の娘ならば、よけいに気に入って可愛がるのではないかと思われます。

なお、こちらのケースであれば、「片思い」にはならず、「相思相愛」になりそうだと予想されるでしょう。しかし、世の中、そううまく行くものではありません。

タイプ8が理想とする女性は、成熟した色っぽいセクシーな女性です。しかも、自分の指示に従順な女性です。ですが、困ったことに、タイプ2の女性は色っぽくセクシーですが、従順になりにくいのです。タイプ8の夫に意見したり、説教もします。生意気なのです。

なにしろ、タイプ2は「お母さん気質」です。タイプ1のような「長女気質」ではありません。なお、タイプ1はパワーと指導力のあるタイプ8に惹かれやすく、従順になりやすいが、セクシーな女性とは言えません。そして、タイプ8のような父親に対して意見など言ったりしません。

こうなると、やっぱり、誰もが理想の相手に出会えず、みんな相手に不満を持ち、また、「片思いをしている」のだと考えざるを得ません。

(昨年11月頃より「片思い」をテーマにした文章を幾つか公表しています。知りたい方はブログ内検索にて、「片思い」と入れて、読んでみてください。4つ
あります)

とまあ、こんなふうにいろいろに想像すると、エニアグラムって面白いなあと思うのです。いろいろな相関関係を知るにつけ、また、各タイプをより深く理解できるようになるにつれ、より面白さが増して来るのです。

貴方のほうは、まだ面白くなってない?! う~ん…、エニアグラムを本当には知っていないんじゃないの?(笑い)

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