そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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当会には7つの基本理論がありますが、時期的にもっとも遅く見つけた7つ目の理論が、「人類は9人家族」です。

もっともわかりやすい理論で、タイプ判定をする場合に有効です。


9つの気質の人たちを深く知ると、その気質には「役割」というものが備わっているのではないかと考えざるを得なくなり、そうして発見した理論です。


また、タイプの呼称を数字ではなく「家族名」で表しているために、イメージ的にもより正確に伝わるものと思っております。



7つ目の理論 「人類は9人家族」 

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm


ところで、最近の報道で、「男性と女性ではものの見え方が異なる」という興味深い記事を見つけました。

女性は色の違いを見分けることに優れているが、男性は素早く動く物体を目で追ったり、遠くの細かいものを見分けたりすることが得意だとあります。(以下、
青字が転載したもの)


「研究チームは、男性の被験者が“細部や、動きの速い刺激に対して有意に高い感度”を示したことを指摘した上で、狩猟を行っていた彼らの祖先は“捕食者や獲物かもしれないものを遠くから見つけ、また、それらを識別、分類することに長けていなければならなかった”と記している。

一方、“採集者”であった女性の視覚は、野生の木イチゴなど、手近な動かない物体の認識により適応した可能性がある」 



★男性と女性、物の見え方に違い

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article
.php?file_id=20120910003&expand#title



上記の考え方では、男女の視覚の在り方が少し違っているのは、「人類が狩猟採集生活を送っていた過去と関係している可能性がある」というものです。


「人類」と呼べる人間が登場したのは
600万年前~700万年前くらいと言われています。


それから約2千年前まで
狩猟採集生活をしていましたが、時代を経るほど減っています。でも、現在もアマゾン流域やパプアニユーギニアその他に存在しています。


この研究者は、
700万年くらいの間の狩猟採集生活で、「進化的適応」したという考え方のようです。しかし、私はこれに異議を唱えています。


何故ならば、類人猿もメスとオスとは違いがあります。その生態を知れば、人間よりずっと鮮明に違いがあるとわかります。

もしも、チンパンジーにも同様なテストができたならば、同様に、物の見方が違うという結論が見出されるだろうと考えています。
まあ今のレベルでは無理ですが。

また、視覚だけでなく、聴覚その他にもオスメスに違いがあるのではと想像しています。
むろん、それはヒトにもあり、性別だけでなく、タイプ別にもあるのではと予想しています。

以下に関連した理論を載せています。

★「自我の座」理論
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory6.htm

なお、チンパンジーもゴリラも永遠の狩猟採集生活をしていると言え、その彼らとの間にある共通の類人猿の遺伝子を受け継いでいるのがホモサピエンスのヒトです。


哺乳類の起源は3億~4億年前くらい前ですから、この長い長い年月によって、オスメスの違いや役割的な気質が、次第に定着したのではないかと思うのです。


となれば、「人類は、狩猟採集生活の時期が長かったので進化的適応をとげて、ものの見方が女と男では少し違ってきた」とは結論づけられません。


「人類に成る以前から、物の見方はオスメスでは少し違う」と思うのです。また、哺乳類以前の「類」にも、オスメスの違いがあるのではと想像しています。


これまで観察したところでは、エニアタイプのタイプが同じで、ウイングも同じであれば、基本的な気質の男女差はあまり見られません。それゆえ、「男女差は無い」と一応書いていますが、少々の違いはあるのではないかと予想しています。


しかし、
これは、統計学的な調査をしない限り発見できないだろうと考えられるので、予想することしかできません。


猿やゴリラにも「気質」というものがあり、おおまかに9つのタイプにわけられます。犬猫も9つにわけられるので、9つの気質は哺乳類だけにあるものではないと考えています。


魚類でも、攻撃的な個体とそうではない個体をくっきりと識別できます。魚を飼ってよく観察していれば納得できるだろうと思います。


以下のサイトに取り上げていますので、一度読んで頂ければ幸いです。


★犬と猫と9つのタイプ

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneag
ram/active/page15/15-201~/15-216.htm


犬も猫も、他の哺乳類も、9つの気質があり、タイプを識別できます。

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2006年の「奈良・母子3人放火殺人事件」を起こした少年の父親は、どういう性格の人なのでしょうか。

エニアタイプは何タイプなのでしょうか?

父親のタイプだけでも知りたいというメールが届きましたので、少し取り上げたいと思います。まずは
草薙さんの著書から抜粋(青字)です。

まずは少年の実母の供述です。「
息子には教育熱心だったのですが、下の娘はまったく興味がなく、息子と同じように教育したいと言っても、一銭もお金を出してくれませんでした。娘の名前もわたし一人で考えて決めたのです」

息子と娘で、こうまで違いがハッキリしていれば、「男性を強く意識するタイプ(261)」と絞れます。

男性に向くhttp://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

父親の弁としては、
「当直勤務や飲み会以外の自由がある日は、仕事を終わったらまっすぐ帰宅し、午後7時ころから9時ころまで、実家の離れの2階で勉強を教えた。日曜日も時間があれば勉強を教えていました。日曜日にはできる限り外での情操教育を心がけ、いろいろなところへ息子を連れて行きました。公園、魚のつかみ取り、天理ダムに連れていき、冬場は私が趣味としているスキーにもよく連れて行きました」

仕事時間以外は、みな息子の教育時間に当てています。教育熱心さは異常だと言えるくらいです。タイプ2の「お母さん気質」から探すところです。

お母さん気質http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

また、そこまで教育熱心になったのは学歴偏重が強かったためで、自身が医師として出世するという方向に行っていません。全てを息子にかけています。

なお、学歴を重視するのは防御タイプ(714)、またの名を「優等生気質」の人たちに多いものです。しかし、防御タイプをウイングの重い人たちも該当します。つまり、9w1・2w1・3w4・5w4・6w7・8w7の6つのタイプの人たちです。

実母の弁 
「元夫自身、私立の医大を卒業して医師になっており、お金で医者になったというコンプレックスがあるようで、言葉のはしはしに息子を公立大学に入れて医者にさせようという考えはあったように思います」

少年の弁
「僕への勉強の教え方で、パパとママ(継母)が揉めたことがあり、その時、パパはママに、お前は○○のことは黙っとけ、いままで言わんかったけど料理もっとうまく作れ、お前は下の二人の世話だけやっとけや と怒って、ママにも僕と同じように暴力を加えたことがある」

子どもだけでなく、妻にも暴力を振っています。攻撃的なきつい気質と考えられるところで、攻撃タイプ(825)から探すところです。

攻撃タイプhttp://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory2.htm

また、何に文句をつけているのかは大事なところです。料理への文句が多いのは「お母さん気質」の人たちによくある傾向です。「料理遺伝子」があるかに見えるような人たちです。ただ゜し、料理好きとは限りません。料理への関心が強いと考えられる人たちです。

父親の弁 「進学校と名のある中学校の合格発表で、息子の受験番号を見つけたときは、いままでやってきた努力が報われた気がして、私も感動してしまいあふれ出る涙をこらえることができず、息子とともにその場で抱き合ってうれし泣きしました」

子どもへの思い入れが強いと考えられるところですから、「お母さん気質」と絞れます。このタイプだという核心的な情報です。

「男性を強く意識するタイプ(261)」でも、タイプ1は長女気質ですから、子どもへの思い入れはそれほどありません。自分自身を磨くという方向に行きやすいタイプです。一方、この父親は自分を磨くという方向には行っていません。

タイプ1の桑田真澄さん(元プロ野球選手)のブログを読んで気質を知れば理解できるところだと思います。

そして、タイプ1は男性を怖がる傾向があり、その男性から暴力を受けたら大ショックを受けやすいと考えられます。それゆえ、彼は暴力を否定しています。それでも桑田さんは野球を続けましたが、それは彼自身の意欲が強く、精神的な強さがあったからではないかと思います。

さらに、タイプ6も「次女気質」で、息子が幼いうちは可愛がりますが、息子が中高生くらいになれば、自分の精神年齢と同じくらいで父親として対峙しにくく、早い段階で子育て意識が薄くなりやすい人たちです。

暴力沙汰になりやすい人たちのタイプを全て調べたいところですが、途方もないことで無理です。しかし、タイプ2w1は人口的にも多いらしいので、このタイプが多くなるのは必然的です。

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体罰事件を知るといつも思いだす事件があります。「奈良・母子3人放火殺人事件」と言われており、2006年6月に起きたものです。

16歳の高校生が放火したために、義母と弟と妹が亡くなりました。


以下に少しだけですが取り上げてみました。草薙敦子著の『僕はパパを殺すことに決めた』講談社です。

なお、現在、この本は売りに出されていないようですが、以下にて詳細がわかります。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E8%96%99%E5%8E%9A%E5%AD%90

「パパは鬼のような形相になって、いきなり僕の髪の毛を右手で掴んで引っ張りながら、ちょっと来いと怒鳴って僕を書斎まで連れて行きました。

その場でパパは、スリッパを履いたままの足で、僕の顔や体を踏みつけるようにして蹴ったり、両手を使って顔や体を殴ってきました。

血の味を感じ、口の中が切れていることがわかりました」パパは怒って僕に、こうやってと解くんや、分かったか と怒鳴って、いきなり手に持っていた芯の出たシャープペンシルで、僕の頭頂部を突き刺しました。

僕は一瞬、頭に電気が走ったような痛みを感じ‥中略

頭を手で触っていると、パパに突き刺されたところに、シャープペンシルの芯が突き刺さったので、勉強中に抜きました」

少年が事件を起こしてしまった原因は、父親の体罰だと考えられます。

高1の少年はあまりに激しい父親の折檻から、自分は殺されるかもしれないと恐れます。そして、父親殺害計画を立てました。

しかし、計画はいろいろと変わり、追い詰められて放火という方法を選んでしまったようです。

この事件を調べて悲劇の原因を多くの人たちに知ってもらいたいと、そのために本にしようと執筆作業に入っていました。

しかし、そうと決めたのは事件から3年も経ってからで、すでに世間の関心が薄れており、書きまとめても出版される可能性は低いらしく、断念してしまいました。

でも、本にはできなくとも、いつかどこかで、この事件を起こした真の原因をあきらかにしたいと考えています。ここでも取り上げるかもしれません。

そして、子どもが親を殺した事件がありますが、体罰が原因になっているものがあるだろうと予想します。

ところが、なんと、「体罰の会」http://taibatsu.com/m5.htmlがあるそうです。

「子どもには体罰を受ける権利がある」というもので、筆頭に載っているのは発起人なのか「浅田均」とあります。

大阪府議会議員で「大阪維新の会」に入っています。

維新の会政調会長で「八策」の起草者とも言われており、橋下市長を支えるメンバーです。
 

 

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種子島の西に、衛星のように寄り添う小さな島がある。

30年ほど前までサトウキビ畑が作られ、トビウオ漁が行われていたが、開発業者による買収が進んで、無人島になった。

島の99%を所有する開発業者は、馬毛島に人々が自由に出入りすることを拒み、見張りを立て、軍事施設を誘致するために、森林法などに違反するおそれのある乱開発を進めた。

2011年6月、防衛省は日米安全保障協議委員会で、馬毛島を太平洋の硫黄島に代わる恒久的な米軍・空母艦載機の離着陸訓練の移転候補地にすると明記。

種子島・屋久島の1市3町は反対をつよめ、候補地からの取り消しを求めている。

馬毛島には、固有種のマゲシカをはじめ、鳥や虫、魚、貝、ウミガメなど陸と海に豊かな生態系が広がっていた。

発破による採石や抜根によって森がえぐられ、海には土砂が流れ込んだ。

周辺の人々は、基地移設の反対、賛成に分断された。

映画「馬毛島クロス」オフィシャルホームページ
http://mageshima.web.fc2.com/

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体罰された翌日に生徒が自殺したという報道から、にわかに大きな問題として取り上げられているみたいです。

でも時間が経てば薄れる類のものです。

喧々諤々と議論して大騒ぎしてもすぐに忘れて、また、体罰事件が起きます。アメリカの銃による大量殺傷事件に似ています。

また、通信受講生から、「体罰肯定なのはタイプ2w1が多いのではと思います」というメールが届きました。

「タイプ1と言われている桑田真澄さんの体罰に対する意見は絶対体罰否定でした」と桑田さんのブログアドレスも書き添えられて。

これまでの体罰教師のタイプを調べるとタイプ2w1の可能性が高い人たちでしたが、数多くを調べていませんので、まだ何とも言えません。

でも、タイプ2は「お母さん気質」で、子どもの教育を請け負うという役割を持っているタイプです。ですから、教育や躾に熱心になりがちで、子どもや生徒や子弟などに期待や思い入れが強くなりがちな傾向があります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

さらに、攻撃的で短気という気質ですから、体罰へといきやすいとは言えるでしょう。しかも、「男性を強く意識するタイプ261」ですから、男児や男性への期待が大きく、厳しく躾けるという方向に行きやすいタイプです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

ところで、1か月くらい前に、知り合いの女性が息子のことで悩んでいると語ってくれたことが印象に残っています。夫が、妻の小6の息子への躾け方が甘いと非難しているというのです。

「中学生になったら親の言うことを聞かなくなる、今のうちになんとかしなくては」と追い詰められているように語るそうです。そこで、妻は子どもと二人で家を出ようかなどと語り合ったという。

この父親、なんだか息子が反抗すれば体罰をしそうな雰囲気です。息子さんも知っていますが、とても感じのよい2w1男児で友だちからの評判がよいのです。

なぜ、父親がこの息子を評価しないのかと。期待が大きすぎるようです。夫婦ともにタイプ2w1と判定していますが、父親の息子への思い入れが強すぎるように見えるお話でした。

また、高校生の頃、親友から打ち明けられたことも忘れられません。父親は本当は娘思いなのだそうですが、頑固で理不尽な父親なので反抗したら、体罰されたというものです。

父親を憎しみ殺したいほどだった! と打ち明けられて驚きました。

親友の家族とは懇意で、父と娘のどちらもタイプ2w1と判定できる方です。

その記憶が、自分の子育てに影響を与えていたように思います。

父親からの体罰で、殺意を抱く子どもがいるのですから、学校の教師や顧問などからの体罰ならば、もっと憎みやすいだろうと考えられます。

憎しみの心を持つことは、それだけで苦しいものではないかと思います。教育の場で、「人を憎むという体験」をさせるなど、あってはならないことです。

体罰を認める人たちは、殺意まで抱く子どもや人間が存在することを知っているのでしょうか。どうも、そのようには見受けられません。

続く‥… 

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受講生たちのおしゃべりを聞いているうちに、各タイプの気質が浮き出てくることがよくあります。

先日聞いたものは、妻たちにとって、夫はどれほど家事を手伝ってくれているのかという話題でした。

受講生A…夫は家事を手伝うなんてことまるで頭にないのよ。どうしたら手伝ってくれるようになるのかしら?

受講生B…うちの人は、やってほしいことはしてくれなくて、やらなくてもいいことをやってくれる。

受講生C…私のところは頼んでもいないのにトイレットペーパーと電球を買ってくるのよ。しかも、どっさりとあるのよ。

受講生B…ええっ!! うちもトイレットペーパーは山ほど買ってくるのよ。長いサイズの蛍光灯や電球も在庫がたくさんある…え、あなたの旦那もうちの人と同じタイプ9w1だったよね。

受講生C…ええ、そうなの!? 驚いたぁそんなところが似るのかしらの? それなら聞くけど、洗濯バサミとか干す時の金具みたいなものも買ってくるの?

受講生B…家電店に行くと洗濯用の小物も売っているよね。そこで洗濯バサミみたいなものも買ってきたり、そういえば洗濯機の新製品もよくみているわ! それにゴミの分別やゴミ出しなどもうちの旦那はするけど、オタクはどうなの?

受講生C…それそれそれ‥、頼んでもいないのに、新婚の時から古新聞はキチンと紐でしばり、他の物もきれいに洗って揃えて分別してくれる。でも、ゴミの集積所までは持って行くことはないわ。

受講生C…ギャー! ほとんど同じじゃない、うそーっ (一同大爆笑)

受講生A…いいわね。うちの夫はタイプ7だから、買ってくるのは自分の趣味のものだけよ。長男気質の男って、ホント家事手伝いは自分の守備範囲と思ってないのよね。うらやましいわ、エニアグラム、結婚前に知っていたらと思うよねぇ。

受講生D…私の亭主はタイプ3よ。頼まない限りやらない。気づかない。家事のことなど頭にないのよ。それで腹が立つことがよくあるわ。次男気質で本性が男だと、そういうものになるのかしら?

さて、タイプ9w1は「おばあさん気質」ですから、「おばあさんは川へ洗濯に行く」という役割を担っているらしく、そんなDNAを装着しているかのように見えます。

ですから、洗濯に関するもろもろのことは自然に体が動いてしまうようです。

また、家事を担う主役はタイプ2のお母さん気質の人たちにあるものですが、タイプ9のおばあさん気質の人たちは、それを補佐する人たちですから、家事とはいっても雑用的なことなってしまうようです。

タイプ8とタイプ7、タイプ3の男性は、身体も男性ですが、本性も男性性が強いので、家事は守備範囲になく、手伝うことなど気づかないことが多い男性たちです。それらは女性たちがするものだと思い込んでいると考えられます。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm

同じタイプは、考え方とか価値観よりも、生活ぶりが似ている傾向があります。生活習慣が思いがけないほど似ているようで、受講生たちの雑談はかなり有意義な時間になっています。

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評論家の関川夏央さんは、吉田秋生のマンガ作品『BANANA FISH』を論評しています。

「登場人物は体臭を持たない」と述べていますが、以下のところが気になります。(関川著『知識的大衆諸君、これもマンガだ』文春文庫)

アッシュと英二というハイティーンの男性について、「アッシュは性的虐待の被害者ではあっても、ホモではない。英二はいつしかアッシュの妻のような位置を占めるが、性行為は存在しない。登場するすべての少年たちは女性に関心を示さない。悪魔のような美少年アッシュの描写はきわめて性的だが、性行為は一回も描かれず、アッシュを含めて全員が女性を憎んでいるようでもある。しかしその一方で彼らは男性的であろうともしない」と評している。

上記の中で、ちょっと気になる箇所があります。「少年たちは女性に関心を示さない」とあるのに、「女性を憎んでいるようでもある」についてです

関心がなければ憎むことなど無いはずですからね。ストーカーになるのは、対象者に関心を集中させてしまったために起きる行動です。

関心がありすぎるほど憎み出す可能性は高くなるというのが自然の流れです。

ちなみに、ストーカー被害は過去最高になったというニュースがあったところです。


★ストーカー警告 すでに過去最多 http://goo.gl/HOxln  


以下に、「適度の関心とこだわりを持とう」という一文があり、お時間がありましたら、ぜひお読み願いたいものです。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-201~/15-232.htm

ところで、関川さんは、「彼らは男性的であろうともしない」とも述べていますが、作者が女性なのであり、また、タイプ2は本性も女性性の強い気質ですから、想像の世界であっても男性になりきれるものではありません。

たとえ男性的であろう、と意識して創作活動をしたとしても、それは無理です。また、何をもって男性的と言えるのか言及していないので、サッパリわからないことを言っているように見えます。

さらに、関川夏央さん自身がタイプ2ですから「お母さん気質」で、女性性の強い男性です。しかし、ご本人は自分を男性的だと思っている可能性があります。

タイプ2の男性は肉体は♂なので、気質にもどこか男性的なところがあるはずですが、女性性の強い気質であることからは逃れられません。

そうなると、ご本人も自分の中にある男性的なものと女性的なものを果たして識別できるのでしょうか?

女性的とか男性的などという摩訶不思議なものを識別するのはなかなか難しいものです。

★女らしくない女たち、男らしくない男たち
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm


イメージとか感性的なものともいえ、両者を識別するのは容易ではありませんが、それでもどこか不思議なことに識別できることもあります。

それは、女顔と男顔を識別できるように、女らしい仕草と男らしい仕草を識別できることがありますから…。

もっと不思議なことは、他の動物、哺乳類とか鳥類でも、人間の男女の違いを識別できるのですからね。ホントウに世界は不思議が一杯でフシギに満ち満ちています。

なお、ある男性作家の作品を見て、女性が創作したものだと感じましたが、実際は男性です。エル・アナツイというガーナの男性アーティストです。

アート作品にも本性はにじみ出ているように思われるのですが、みなさんはどう思われますか? 
タイプ2のような気がしますが、まだ判定はしていません。

以下に展示があります。一度ご覧になって確認してみませんか。


http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/elanatsui/tenji

http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/b5e236a458387d6bcabfbbc02322c741
 

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(動画は、吉田秋生 1985年頃のインタビュー)

吉田 秋生(よしだ あきみ)さんも、1956年生まれの56歳です。『カリフォルニア物語』『YASHA夜叉』など、スケールの大きな作品があります。

少女マンガ特有の大きな瞳がキラリとか、足を長く描くということはありません。また、花々がきらびやかにそこかしこに描き込まれることもなく、大人ッぽい落ち着きのある描き手なのかと思わせられます。

上記のインタビュー動画での話し方は、たぶん、この人のマンガを読んでいた方ならば、イメージとまるっきり違う!って思われるような気がします。

作品の傾向は多種多彩で力量のあるマンガ家だと感じさせられますが、少年愛ものもよく描いています。

藤本由香里さんの著作『少女まんが魂』にあるインタビュー記事が載っていましたから、取り上げてみます。

インタビュア→ご飯も三食、自分で作られるんですって。それはアシスタントさんもいる時もですか。
吉田→はい、全部自分でつくります。
インタビュア→先生がご飯作ってくれる所って珍しくないですか。

なお、「男性を強く意識するタイプ(261)」だということは端々からすぐに分かります。タイプ2と判定しています。ウイングは1らしいのですが、まだ判定していません。

お料理好きな人みたいです。三食も作ってあげるとは世話焼きですね。お母さん気質のタイプ2らしいところです。

インタビュア→リバー・フェニックス(米国の男優)の死因が麻薬らしいってのが、これがまた、なんかできすぎと言えばできすぎですよね。

吉田→そうですよね。隠し子がいたとか、いろいろいっているし。娘だっていうのががっかりですね。息子だったら15、6年も待てばおいしいのに(笑い)。あの遺伝子が残っているんだな」と、思うとけっこう楽しいのに、娘じゃつまらんぞ、とか思ったりして。

どうして娘じゃつまらんのでしょうか。同じタイプ2でも、ウイングが違うと理解できないものなのでしょうか? 私には「やおい」も理解不能です。それで少し探ってみようかなと思うようになったところですが。

さて、『カリフォルニア物語』の主人公イーヴは、父親に虐待されるなど父親との確執が描かれており、兄へのコンプレックス(ここでは劣等意識)があるみたいです。

もう一人の主人公ヒースも、父親の態度から自分が疎んじられていると思うようになり、父親とスレ違って行きます。

試し読み
http://www.comicpark.net/readcomic/index.asp?content_id=COMC_ASG01250_001

『YASHA夜叉』では、双子の一人である凛が、養父から英才教育を受けるが、祖父から肉体的にも性的にも虐待され、ついに祖父を殺してしまうというストーリーになっています。

試し読みhttp://sokuyomi.jp/product/yasha_001/CO/1/

『海街diary』でも、父親の死から父との関係を問うもので、父を許せない主人公も登場します。

試し読みhttp://sokuyomi.jp/product/umimatidai_001/CO/1/

『ラヴァーズ・キス』でも主人公の一人は、男の冷たい手に触れると男を拒絶してしまうトラウマがあるみたいです。

男の存在が大きいってことが、作品にはまるまると出てしまうようです。

ところで、 男性がカッコ良く描かれている女性マンガは、探すことなど無いくらいたくさんあります。

男好きというか、男性に憧れると言うべきか、男性の世界に憧れている女性たちがたくさん存在するからでしょう。

特に、タイプ2w1の女性は、全女性の何割くらい占めているのか、統計調査したことはないのでわかりませんが、かなりの多数派みたいです。

その作者にとっての理想の男性が登場します。また、女など描いても面白くないのか、男性ばかり登場する作品もよくみつかります。

タイプ2の男性マンガ家たちが、男性ばかり登場する作品を描いているのと同じです。

拠って、以下のような理論を見つけており、それが事実なのだと納得できるのではないでしょうか。

ただし、さまざまな環境や体験から、男性にあこがれているとは限らず、嫌っていたり、憎んでいる女性も当然のことながら存在していますから、「男を強く意識するタイプ」と名づけています。


http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

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女性マンガ家・高口里純(たかぐちさとすみ)さんも現在55歳。ヒットしている作品が幾つもありますが、現在も連載ものを幾つか持っています。

少女マンガを描いていた人たちが、シニアになってもまだマンガを描き続けるとは、かつては考えられなかったが…。

世代交代が早い世界なのではと思い込んでいたのです。でも、こうなっては高齢化しても、死ぬまでマンガを描き続けるのではないかと思われます。いいですね。ずっと続けてほしいと思います。

★高口里純さんの公式サイトhttp://www.takaguchi.net/

代表作としては『花のあすか組!』『ロンタイBABY』などです。扱っているジャンルとしては広いのですが、少年愛(ボーイズラブ)ものがよく知られています。

『少年濡れやすく恋成りがたし』『幸運男子』『美しい男』など、タイトルだけでほぼ内容が予想できるくらいです。さて、藤本由香里さんの著作『少女まんが魂』に、インタビュー記事が載っています。

インタビュー→『幸運男子ラッキークン』をお描きになったのは?

高口→ずっと男の子同士の話っていうのを描きたいなあっていうのがあったんですよ。…中略… でも、さっきも言ったように私は、男同士の恋愛っていうのは基本的に異常だと思っているから、異常な部分を普通に描いてはいけないと思ったんで …中略… 私ってほら、男同士の恋愛は特別なこととして楽しみたいと思ってるから、それを普通の状態にしたくない(笑い)。

インタビュア→高口さんが最初に「やおい」というか「男同士の愛」というテーマの魅力に目覚めたのはいつなんですか?

高口→萩尾望都(はぎおもと)さんですね。『11月のギムナジウム』とか、ああいう。

インタビュア→高口さんにとって、やおいを描く醍醐味というのは…

高口→なにが面白いかって、やっぱりいけないことなのにやってるていうのが面白いんですよ(笑い)。それから、男の子を描く喜びがあるし、同じシチュエーションでも、男女の恋愛より新鮮。基本的に男の子を描くのが好きだし、シチュエーションを描くの好きなんですよ。

高口さん、なかなか率直にものをいう方のようです。

なお、「やおい」とは、男性の同性愛を題材にした漫画や小説などの俗称だと言われています。やおいの語源は、「ヤマ(山場)」「オチ」「意味」の3つがないという意味でこの3つの言葉を繋いて呼ばれるようになったそうです。

「男を強く意識するタイプ(261)」は、男好きで男への期待が大きく、つまりは期待通りではないので、不満も持ちやすく、それが憎しみにも変わる可能性もあり、愛憎半ばとなり、とかく複雑な心理状態になりやすい傾向があります。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

コンプレックスは「複雑な」という意味ですから、男性コンプレックスと呼んでいるものです。261の女性が陥りやすいものですが、様相は個々人で違いの大きいものです。

高口里純さんの作品にあるように、またインタビューに答えているように、素直に男好きだと述べられる女性は、複雑になっているとは考えにくい。複雑な心理状態が深まると率直な物言いができなくなるだろうと考えられるからです。

ちなみに、現在、同性愛は「異常」「倒錯」「精神疾患」とはみなされていません。

ウィキペデッイアでは
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E6%80%A7%E6%84%9B


「現在、国際医学会やWHO(世界保健機関)等では、同性愛は「異常」「倒錯」「精神疾患」とはみなさず、治療の対象から外されている。(DSMでは1980年代に異常性愛から除外された)。

同性愛などの性的指向については発達障害等とは別の物で、矯正しようとするのは間違いとの見方が主流となっている。

一人一人の中で、「同性指向」と「異性指向」がある一定の割合で存在していると言うのが人間という「種」の基本的性質であり、そのパーセンテージは自分の意志で簡単に変えたり選んだりできない可変性の低い物になっている。


また、日本精神神経医学会は、「同性愛はいかなる意味でも治療の対象とはならない」と言う見解を宣言している」

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マンガで人の心理や気質(性格タイプ)を知る方法があり、それをいつか著書として出版したいと、致し方なくマンガをたくさん読むようにしています。というのも、独創的で優れたマンガは少なくて…。

なんだか、みな同じ人が創作したものに見えてしまうのです。ストーリーだけでなく、キャラクターその他もほとんど見分けがつかないくらいに似ています。また、読む気になれないものが多くて困っています。

これじゃあ日本マンガ界は失速するのではないかと危惧しています。いや、もう失速しているのかもしれません。でも、心理や気質を知るためには、いい資料には違いありません。

さて、女性漫画家の秋里和国(あきさとわくに)さんの作品はずっと以前に読んだきりです。現在52歳。マンガ界も高齢化が進んでいますね。

秋里和国の公式サイトhttp://akisato-wakuni.com/

『空飛ぶペンギン』という作品が一番記憶に残っていますが、現在も連載物『蛇蝎 -DAKATSU-』を持っていて、なかなかガンバッテます。でも、これは未読です。

『TOMOI』シリーズも少ししか読んでいませんが、この作品に限らず、この人の作品には、ゲイやおかまがたくさん登場します。

いえ、秋里さんだけでなく、なにしろ女性マンガには「ゲイ・おかま・少年愛」といったものがメチャメチャ多いことはよく知られています。

当会では、「男性を強く意識するタイプ(261)」という理論を発見しており発表していますが、この3つのタイプに該当するマンガ家たちの作品に多いものと考えられます。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

ところで、藤本由香里著の『少女まんが魂』(白泉社)の中に、マンガ家のインタビュー記事(青字)が載っています。秋里さんが語ったことを以下に転載しています。

秋里→中学3年からアニメの影響を受け始めて高校で『ガンガードA』(松本零士原作)をみて、完璧にハマリました。出ててくるのは男ばっかりじゃないですか。男が好きで見ているわけだから、真似して描くようになる。それでだんだん描けるようになってきたんです。そうすると、「もう女は描きたくないな」となっちゃう。 

インタビュアー訊ねる→男の子が圧倒的に魅力的でいろんなタイプが出てくるが、女の子は主人公と女友だち一人くらいで比重が軽いじゃないですか。あれは一体なぜですか?

秋里→なぜなんでしょうね(笑い)。根本的に私は女が出てこないマンガを描いていれば幸せなんですよ。だけど、少女マンガだから、そういうわけにいかないでしょ!

ホント そうなんですよね。何故なのか自分でもわからないものが本能的なものなんですから…。私も、自分がどうしてそんなこと言ってしまったのかわからないってこと、よくあります。

ホント 当会が見つけた理論、といっても私一人が見つけたに過ぎないのですが…、このエニアグラム理論でしか説明がつかないことがよくあります(笑い)。  

なお、本能的な振る舞い方ゆえ、性格とか性質とは言わずに、「気質」と名づけていますが、気質がおおまかに9つにわかれているので、「性格タイプ」となり、当会だけにしかない「性格類型論」ってことになると思います。  続く

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