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そこに、いつごろ創建されたのかわからない古い塔が、一面に生い茂った葦原に囲まれて立ち尽くしている。風が吹くと葦原がざわざわに唸りだす。なぜか、懐かしさに一杯になる、あの塔…。ずっと探し続けている。塔の秘密を解き明かすのは誰? 
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なかにし礼さんの著書『兄弟』の巻末に、石原慎太郎との対談が載っています。

こちらは『弟』という著書を出版していますから、お二人で兄弟に関しての話題に花が咲いています。
以下、少しだけ転載しています。

なかにし:石原兄弟は羨ましいような兄弟ですよね。神に愛されたような兄弟で。うちの兄貴がひどすぎて比較にならないけど…中略…僕がどれほど傷つけられたか。尻拭いは全部弟の僕にさせるし、ひどいと言うか、甘ったれな兄貴でしたから。

石原:うちの弟は、世に出る前は、わざとやっていると思えるくらい放蕩しててね。家の経済は逼迫しているのにナイトクラブをうろついている。僕なんかハラハラして…、

石原慎太郎著の『弟』も読んでおり、こちらの兄弟はふたりともタイプ2w1と判定しています。なかにし礼さんの兄弟と同じです。

なお、以前、石原慎太郎をタイプ7w8と判定していましたが、現在は2w1と訂正しております。

改めて、このタイプと判定し直した根拠を示さねばなりません。が、まだ書きまとめる気持ちになれません。

かなり嫌悪しているので、この感情をコントロールできるようにならねば客観的に書けないと思うので、もう少し待って頂けますか?

タイプ誤認していた有名人は、できるだけ間違った理由や根拠なども詳しく入れて、逐次公表しています。次の参院選の結果によっては早くトライできるかもしれませんが…。

さて、ウイングについてですが、なかにし礼さんは2w1で1のウイングは重そうです。上記にもあるように、ヨイショしています。

1
のウイングの重い人たちの中には、社会的に成功した人たち、地位のある人たちを持ち上げるというか、ヘイコラするというか、すり寄って、やたら褒める人たちがいます。

なかにし礼さんのように、真面目で神経質というタイプ1の気質をたくさん持っていると、同じタイプ2であっても、破天荒な人物のことは理解不能になります。

一方、ウイング1が軽い人たちはいい加減でルーズ、大雑把になりやすく、大胆にもなれるほうです。

長所は柔軟で懐が深く、人に寛容になりやすいほうです。

ウイング1が重くなるほど真面目で神経質で律儀で、決まりにうるさくなり、人を見る目が厳しくなりがちです。

そうであれば、アバウトでルーズで、決まりも破りやすいウイング1の軽い人たちのことは理解できず、反感を持つだろうと想像できると思います。

しかし、なかにし礼さんは、迷惑をかけられているのに、兄との関係を早い段階で切っていないようです。

それは、「男好き」という傾向もあるが、ウイング1が強いので男性を怖がるという傾向もあるからなのかと。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

あるいは、善い人間に思われたい願望が強いせいなのかとも考えられます。

仮に、なかにし礼さんが2w2であれば、自分もいい加減で大胆で、大勝負に賭けるかもしれず、兄に翻弄されることはなかっただろうと想像しています。

同じ2w2であれば、弟が自分の尻拭いを拒否しても、それを恨むような人ではなく、なんとかそれなりにやれたのではと考えられます。

兄の借金を押し付けられそうになれば、すたこら逃げ出すだけになるかもしれません。

また、兄は本当に「甘ったれ」なのでしょうか? それよりも、弟のほうが「御人好し」だったと言えなくもないと思うのです。

このお兄さんが生きていたら、聞き出したいところです。片方の言い分だけを聴き入れては、真相はわかりません。

人は、たいてい色メガネをかけて相手を見ています。相手も同じです。相手が、自分が思うように思っているのではない、ということを気づかずにいる人は少なくありません。

なお、石原兄弟も、著書の『弟』を読む限りでは、兄のほうが神経質で危険なことに手出しをしないほうで優等生的なところがあります。

今ではそういうところは見当たりませんが…。社会的に成功したり、地位があがり、年齢もあがると、優等生的な傾向は無くなるのがタイプ2w1のほうです。1w2のほうはなかなか変化しにくいところです。

弟の祐次郎は、鷹揚で太っ腹のようで、慕っている子分のような人がたくさんいます。

何事も柔軟に自然にこなしていくようで、兄をしばしば驚かせています。

ですから、石原兄弟は、兄のほうがウイング1が重く、弟のほうはウイング1が軽いほうに該当すると考えられます。

祐次郎さんのウイングについては、もう少し情報が無いと確定できませんが、ウイング1は重いほうには見えません。

ウイング理論
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory4.htm

兄弟が二人ともタイプ2w1というケースはよくあります。家族全員2w1とか、5人の兄弟姉妹が全員2w1というケースもあります。

この場合、兄弟というものは互いに違いを見つけようとします。そうなると、エニアタイプは違うタイプだろうなどと想像するようです。

しかし、これまで見てきたように、同じウイングでも、ウイングの重い軽いによって、言動の違いはかなりなものがあります。違うタイプにしか見えません。

従って、タイプ間違いをしないようにするためには、共通点と相違点のどちらも見ることが必要だとわかるはずです。

以下は、受講生たちが書きまとめた文章です。「仲間たちのつぶやき」シリーズです。

「タイプ2w1の兄と弟」
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-101~/15-126.htm

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『ナポレオン言行録』
には、ナポレオンのウイングがわかる情報が少しあります。

ナポレオンに仕えた秘書メヌヴァルが、ナポレオンが口述したことを書き取っていました。

「ナポレオンは再び全てに目を通して訂正をするなどして、小心で疑り深いところがあった」

(ナポレオンの)口述は果てしなく、他の幕僚たちも代わりをするが、へとへとにさせられ、鉄の肉体を持っていなければ堪えられないくらい」
であったようです。

かなりのワーカホリック(仕事中毒)です。

著者曰く「ナポレオンはその協力者たちに対して苛酷であり、無理な要求をする自分は協力者たち以上に働いているから、そうする権利があると思っているのである」

上記と、筆まめなことから、ウイングは7なのではと予想します。なお、ウイング9は少しのんびりと穏やかで、筆まめにもなりにくい傾向があります。

ところで、30年以上前にバイトしていた会社の社長は、タイプ8w7です。

バイトしている人間でも、24時間全てを差し出さねばならないような、そんな過酷というか緊張を強いる会社でした。

バイトでしかないのに、休日も会社に呼ばれます。行くと全員女性です。男性はちらほら後方に立っていることもありましたが。

こういう会社はめったにないだろうと思います。大抵女のほうが後方に退いています。女性たちのなかに名指しして意見を求められることもあり、男の社員はまるで気にせず、女性社員に対しての期待が大きいことはすぐに見て取れます。

毎日のように社長は演説をぶちますが、しばしば口述することを書き留めよ、と求められました。

書きとめたことは頭に入りやすかったと言えますが、書いた字がうまく書けているのか確かめられることもありました。

汚い字なのか、達筆なのかも見ていました。神経質です。そのうえ、この文章を全員で声を出して読むことまで求められました。

一体全体この会社はどういうところなの? と、よく思ったものでした。

そして、「自分は満身創痍だ」としばしば言います。いつも緊張感を漂わせて、あれこれ指図したり諭したり、24時間、仕事のことか、女性社員のことを考えていたのだろうと思われます。

さて、ナポレオンが語ったことです。
「私は人間の心を持っている。私は虎から生まれたのではない。あの女(ジョゼフィーヌ)が亡くなったら、私は再婚するだろう。そして子どもを持つことができるかもしれない。だが、あの女を不幸にしたくないのだ」

ちなみに、バイト先の社長は、虎みたいな男だとよく言われていました。そして、体に比べて顔が大きく、耳も大きく、声も大きく遠くまでよく通りました。

ナポレオンも誰かから虎みたいだと言われたのではと思うのです。顔も大きいほうだと思います。

ちなみに、日本の歴史上人物にも、虎のようだと見られていた皇子がいます。のちの天武天皇です。タイプ8ではないかと予想しております。その当時は「
大海人皇子」という名です。

剃髪して都落ちして吉野に移り住んだおり、見送った舎人たちが語ったことが、
「翼のある虎を野に放したようなものだ」

http://www.asuka-tobira.com/jinshin/kantan.htm

(ただし、タイプ8の全員が顔が大きいとか、虎のようだとみられることはないと考えています。このようなことを書くと、タイプ8はみなそうだと受け取られることが多いので、あえて書き添えています。)

なお、キリンの首が長くなったのと同じで、虎の顔が大きくなったのは、他を「威圧する」ためではないかと考えています。

ライオンや象など顔の大きな動物たちは、百獣の王などと呼ばれており、威圧感では他を圧倒しています。

人間も、9タイプの中ではタイプ8が最も強くなりたがる、誰にも敗けられない、という欲望が強い気質です。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-6.htm

顔も大きくなってしかるべきだと思うのですが、あなたはどう思われますか? 

ちなみに現代では「小顔」が好まれているようですが、「小顔」はとりあえず全タイプにいますが、比較的、怖がりな防御タイプ(714)に多いように感じられます。

また、タイプ8は、声の通りもよく、遠くまで声が届くだろうと予想しております。

語尾がはっきりしないとか、小声とか、ぼそぼそとしゃべる人間が、「自分は強くあらねばならない」というネバ人間だとはとても思えません。

というよりも、顔つきよりは話し方、声の出し方のほうが、タイプらしさがより出ます。

最近はテレビに登場していませんが、細木和子さんもタイプ8w7と判定しています。

上記のバイト先の社長は、細木さんを男にしたというくらいに似ています。顔自体も大きいが、むろん、態度もデカイ! 

話し方もわかりにくいことはなく、ズバリで、要点よくしゃべる女性です。日頃は男言葉を使っているようです。

ところで、もしかしたら、大海人皇子もデカイ顔をしていたかもしれない、などと、そんな想像までできるので、エニアグラムは面白くて止められません。

天武天皇のことを詳しく調べて、タイプ8なのかどうか明らかにしたいと思っております。いつになるかわかりませんが…。

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前回はナポレオンにとって女性の存在は大きいことが、彼の手による手紙から得られました。

また、以下の
ヴェブサイトも参考になると思います。

★ナポレオンの愛した女性たちhttp://www.madamepeko.com/eroika/amies.html


女性の存在は大きいとなれば、
「女性を強く意識するタイプ(837)」と絞れます。

それは性の対象者だけでなく、母親や姉妹などの存在も大きいと言えます。

ポーリーヌという名の妹は最もよく可愛がられたようで、ナポレオンは優しく気遣う手紙を書いています。

なお、現在は、妹を可愛がる人はあまり見かけません。たとえば、「男性を強く意識するタイプ(261)」は、妹のことなぞ忘れがちです。歯牙にもかけないこともよくあります。

★9つのタイプは特定の対象に意識がむけられている
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

ただし、5、60年前の日本はたいていはみな貧しい暮らしで、家族の絆が強く、兄姉たちが弟や妹の親代わりになって育てる、ということがよくありました。

兄弟姉妹間の歳の差も大きく、弟や妹を自分の子どもと同じくらい可愛がった人たちがいました。

しかし、経済的に豊かになるほど兄弟姉妹の関係に変化が生じて、次第に弟や妹を可愛がる人たちが少なくなったと考えられます。

ちなみに、私の兄のエニアタイプは6w5です。子どもの頃、軽くからかわれたことがありますが、いじめられたことはありません。

7歳も年上ですが、かわいがられたことはなく、兄らしいこともしてもらったこともなく、威張ったり指図することもありません。私からは、兄は少し子どもっぽく見えました。

タイプ6は次女気質ですから、歳の差があっても、タイプ2(お母さん気質)の妹からはそのようにみえてしまうのです。

でも、成人してからのことですが、私への不満が何かあったらしいのですが、直接、私には言いません。母親に言ったようです。私からは全然気にならない細かいことで…、そんなですからケンカもしたことがありません。

そして、それぞれ独立すると、葬式や法事などがない限り会うことがありません。

一度、私の家に招いたことがありますが、自らこちらを訪れたことはありません。電話も無しです。しかも何十年も…。

やさしく気遣う手紙を書いてくれるなど考えられません。私も兄のことはすっかり忘れていますが…。

タイプ6は男性の年長者に意識が行くので、年下でかつ女であればまるで気にならない人間です。

なお、タイプ2も弟のほうは可愛がりますが、妹のことは忘れがちです。タイプ1もよく似たところです。

さて、次もナポレオンが書いた手紙です。

「私の情婦は権力だ。私は権力を手に入れるために非常に骨を折って来た…中略…権力を手に入れるために夜も眠らず、苦心をしてきた」「私は権力を愛している。音楽家がそのバイオリンを愛するように権力を愛しているのだ」

「権力と情婦」、あるいは「権力と愛」がセットで語られているところがちょっと不思議です。一方、男に関することは…、


「友情とは単なる言葉に過ぎない。私はなんぴとをも愛していない。いや、兄弟をさえ愛していない。…中略…私は自分に真の友人がいないことをよく知っている」

「君主たる者が人民に感じさせる愛は、男性的な愛でなければならず、そこには畏敬の念がまじっていなければならない」

私も自書でタイプ8を説明する箇所に、「畏敬」を入れています。むろん、ナポレオンの本は出版した後に読んだものです。

以下は、皇帝になって数年経ったナポレオンの演説です。

「この帝位が人民に対する私の愛の後継者である子どもたちに譲られることが望ましい。しかるに数年このかた、私は最愛の妻、皇后ジョゼフィーヌとの結婚からは子どもを持つ望みを失っている。私が私の心の最も甘美な愛情を犠牲にし、ひたすら国家のためばかりを思って、われわれの結婚を解消したいという氣になったのはこのためである」

いやはや、愛という言葉を多用しています。

「女性を強く意識タイプ(837)は、愛を求める人たちですから多用するのは当然だとは思います。

でも、イタリア男のDNAの成せる技なのかもしれません。

稀代の英雄ナポレオンは、こんな人だったんですね。イメージと違うような…、

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『ナポレオン言行録』(岩波文庫)のなかに、ナポレオンの書いた妻あての手紙が載っています。

ナポレオンが戦地から愛妻に宛てた手紙は、かなりの量があるみたいです。相当な筆まめです。

「私は1日たりとも君を愛さずに過ごしたことはない。一杯のお茶でさえも、いとしい君から私を遠ざけている栄光と野心とを呪わずに飲んだことはない」

「部隊の先頭に立っていても野営地を駆け巡っていても、熱愛するジョゼフィーヌだけが私の心にあり、私の頭を占め、私の思いを奪っている。私の魂はさびしい。私の心は恋の奴になっている」

「私の命である妻よ。どうして私が寂しがらずにいられよう。君からの手紙は来ない。私は君の手紙を四日おきにしか受け取らない。君が私を愛しておくれだったら、日に二度は手紙を書いておくれだろうに」

こんなこと書くくらいですから、ナポレオンは日に二度以上は書いていたのではないかと思われます。

かなり
大仰なセリフです。妻からの手紙が届かないと…、
「魂は打ち砕かれ、地上での私の関心をひく一切のものから打ち捨てられたような気がする」

「君は夫を愛していない。君の手紙が夫を喜ばせることを知っているくせに、なぐり書きのわずか六行からなる手紙さえ出そうとしないのだね」

ナポレオンはフランスの貴族ですが、元はコルシカ島生まれのイタリア人です。女性に対する熱情というかリップサービスは民族の血なのでしょうか?

それにしても熱いですね。暑苦しいくらいです。それで妻のほうは邪険になっているのでしょうか。

しかも、指揮官として戦場で指揮している立場なのに、時間を作っては綿々たる愛の告白をしています。

また、恋人ではなく妻にしているのですから、日本人には判りかねるところです。

タイプ2の男性ならば、「戦いの場で女のことばかり想っているとはなんたることか!女々しい!」などと、怒鳴るところです。

他の男に、「女々しい」などと言う男に限って、大抵はその本人のほうが女々しいのですが。実際、タイプ2の男性は、身が男性でも、その心は女性的です。

しかし、タイプ8は男性性の強い男で、女々しい所など一つもない男です。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm

それにしても、「女性的な男」は、女性の存在は軽くて、女に翻弄されたり溺れることは少ない傾向があります。

一方、「男の中の男」にとって女性の存在は大きく、女性に翻弄されやすくて溺れやすい傾向があります。

なるほど、さもあらん!と思うところですが、かなり面白い現象です。

「君ひとりを愛し、君を幸福にしてやり、君の気に障ることはしないこと、それが私の生涯の運命であり目的なのだ」

「私が生まれつき君をとりこにするだけの魅力を恵まれていないとすれば、それは私が悪い。しかし、私がショゼフィーヌから受けるだけの価値があるのは尊敬と敬意だ。というのも、私は気も狂わんばかりにジョゼフィーヌひとりを愛しているからだ」

通の手紙は10頁以上にもわたるくらい長文で、自分が愛するほどには妻から愛されていないことを知って苦悶しているところは印象的で、痛々しいくらいです。

「女性を強く意識するタイプ(837)」は、女性に翻弄されやすい傾向があります。ナポレオンの悩ましい気持ちがよく出ている手紙は、恋する男の見本みたいなものです。

なお、男は女を追いかけるようにできており、女は男に追いかけさせるような手をよく使います。

ジョセフィーヌはどうやらタイプ2で、しかも浮気性らしく、ナポレオンを散々に悩ませていました。

しかし、その手を使ったのではなく、イケメンでないせいなのか好きになれず、結果としてナポレオンに追いかけられるようになったのではないかと想像します。

ナポレオンは
妻の不貞を周囲から幾度も聞かされていますが、以下のような手紙を書いています。

「私はけっして君が愛人を持つことを許せない。その男に会ったら男の心臓を引き裂かずにはいないだろう。万一、君の聖なる体に手を振り上げるようなことがあったら。いや、そんなことは到底できない。そんなことをするくらいなら、この人生におさらばするだろう」

その5か月後の手紙。
「新しい愛人はいったい誰なのですか。ジョセフィーヌさん、気をつけられるがよい。一夜、戸を蹴り破って私が闖入するかもしれませんよ。近く君をこの腕に抱きしめて燃えるような接吻をあびせることができると思う」

当時、フランス貴族はよく愛人を作っていましたから、ナポレオンもそれに慣れやすい環境ゆえか、しっとから大事件を招くことにならなかったみたいです。

しかしながら、
「私は妻を盲目的に愛したことはかつてない」と、別人宛ての手紙に書いています。

さすがナポレオンです。女にメロメロになっているのかと思いきや、戦いに勝ち続けていた頃でしたから、戦況を見る目や判断能力が鈍ることはなかったみたいです。

さて、タイプ8にとって女性の存在は大きく、性のパートナーに強く引きつけらけれます。以下に基本理論としてまとめています。
http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory5.htm

ナポレオンは、織田信長と同じタイプ8ですが、女性への熱い想いは時代も人種も超えているとわかるところです。

なお、信長と女性に関しては当ブログ2010/5/18に掲載しています。ブログ内検索をご利用ください。続く‥‥

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ナポレオン(8w7)は戴冠式で自らの手で王冠を戴きました。

一方、豊臣秀吉(2w1)は自ら朝廷に近づいて、関白とその後に太政大臣という位を得ています。

徳川家康(2w1)も、朝廷から征夷大将軍という位を任命されました。

しかし、織田信長はタイプ8です。任命されたいと思うはずがないのです。

信長が連戦連勝している時期の1575年。天皇から「信長を副将軍に任命したい」という意向が信長に伝えられます。

が、信長は何の返答もせず、事実上無視しました。以下に掲載。

信長
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B9%94%E7%94%B0%E4%BF%A1%E9%95%B7

朝廷は力を増した信長を恐れてか、その後も再三にわたり位を授けようとします。

右大臣などを授かりましたがすぐに辞職します。うっとおしいので一時的に受けただけではと…。

いよいよ天下を手中にできる絶頂期(1581)になると、天皇から「左大臣」に推任されます。

1582
年には太政大臣・関白・征夷大将軍のいずれかに任じようとします。

すごい大盤振る舞いです。よほどに恐れていたとしか考えられません。

それに対して信長は、「正親町天皇が譲位し、誠仁親王が即位した際にお受けしたい」と返答しています。

しかし、
翌月には、「今年は金神の年なので譲位には不都合」と言い出して延期されることになったというのですから…。

占いや方位の類は信じない信長ですから、言い逃れとして使っただけと考えられます。

その年の5月に
「本能寺の変」がありました。仮に、生き永らえていれば位を授けてもらったのでしょうか?

天下統一を果たせば朝廷を潰してしまったかもしれないと予想します。そうなれば、日本の歴史は違う道をたどったはずです。

タイプ2はお母さん気質で、権威に弱い傾向があります。強い男に従いやすいとも言えます。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory7.htm

タイプ8のような男を求めているのです。また、お母さんがお父さんを求めるのは自然の成り行きです。

それゆえ、「権威に認められたい」という欲求が強いタイプで、逆に反権威的にもなりやすいとも言えます。

タイプ2は、日常的にも「認められたい」という言葉をよく使う人たちです。

認めてほしい……2・6・1
愛してほしい……8・3・7
わかってほしい……5・9・4 (注*3つの内、一つの比重が重い)


しかし、タイプ8はお父さん気質です。強い男は倒さねばならないという気質です。一番に強い男になりたがる男性だからです。

朝廷という権威も、自分の権力で潰せると考えるはずです。


タイプ8の気質を知れば、信長の朝廷への振る舞い方は一目瞭然に判ります。

そして、信長とナポレオンは同じ気質で、女に弱い人たちです。

が、それは次回に取り上げたいと思います。

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エニアグラムを知ってから、有名人のタイプ判定(多くの方々もたぶんすぐにやりだしている)をすぐに始めました。20年くらい前のことです。

その頃から、ナポレオンをタイプ8と判定しており、現在も変わりません。詳しくは8w7です。

なお、偉人伝はしばしば映画化されるものですが、それは日本だけでなく他の国でも同様のようです。以下にあります。

ナポレオン1/25字幕つき
http://www.youtube.com/watch?v=odXGXli64yE

今回は『ナポレオン言行録』(岩波文庫)の中にある記事を取り上げて、このタイプと判定した根拠を示したいと思います。

著者オクターヴ・オブリはナポレオンを手放しで賛美しています。ものすごいです。

人類をその最も完全な点において代表している・人間の中で最も幸福な男でさえある・彼は全的に自己を完成した・この名の反響は人類とともにしか滅びないであろう。

日本ならば、織田信長(タイプ8)か豊臣秀吉(2w1)に近いのかもしれませんが、これほど賛美されてはいません。

ちなみに、ナポレオンについては以下のウィキに書かれているものをお読みください。

ナポレオン・ボナパルト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%88

1769年生まれで1821年に死亡、52歳です。動乱真っ只中のフランスで皇帝にまで上り詰めた男性です。

世界史を学んだことがなくとも一般的によく知られており、いわゆる絵に描いたような「英雄」です。

最もタイプ8らしいシーンとしては、皇帝になる戴冠式において、自分の手で王冠かぶったところと言えるかもしれません。

通常はローマ
教皇から王冠を戴くはずのもので、実際、教皇ピウス7世は戴冠式に招かれていたのです。教皇もそのつもりでいたはずです。

しかし、そうではなかったので、式に参列した人々はアッと驚いたに違いありません。

エニアで性格分析すれば、タイプ8は「唯我独尊」の独裁者タイプです。

自分が一番偉い人間だと思っているのですから、教皇から王冠を授かるなどあり得ないところです。

それをウィキでは、「政治の支配のもとに教会をおくという意志のあらわれであった」という解釈を掲載しています。

私からは、それは単なる後付に過ぎないと考えています。

なお、下記の映画では、戴冠式の場面が見られなくなっています。

この場面はとくに見たいところですが、たぶんDVDを買えってことなのでしょう。

ナポレオン16/25
http://www.youtube.com/watch?v=dWzsURio7Os


つづく……

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今回も、以下のウィキペディアにある「榎本喜八」の情報(青字)から、タイプを絞ります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A6%8E%E6%9C%AC%E5%96%9C%E5%85%AB

部屋の中でグリップを握って、じっと考え込んでいるんですよ。『どうして打てなかったんだろう』と言って。打てないと言っても44(打率がよい)なんですよ」と荒川は、榎本について語っている。

他人の評価よりも自分自身が納得できないために、このような発言になったと考えられます。

調和タイプはグループとして見た場合、他人の評価を気にする傾向がもっとも強いという傾向があります。自分自身の納得よりも、他者の評価を重く受け取るタイプです。

・攻撃タイプ…自分中心の価値観になりやすく、自分が法律にもなり得るタイプ
      
・調和タイプ…社会にある一般的な価値観が自分の価値観になり、多勢に従うタイプ。

・防御タイプ…社会にある一般的な価値観が自分の価値観になりやすい。が、誰よりも優秀になりたがり、かつ完璧主義的なため、自分の納得が重要にもなる。しかし、尊敬する指導者からの評価や説得などには弱く、それで納得して受け入れる可能性がある。結果として優柔不断になりやすい。
 

こちら基本理論http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory2.htm

自分の打撃に満足できないと帰宅後にバットで物を壊すようになった。更に契約更改で訪れた球団事務所にて、椅子に座って瞑想に耽り、7時間動かないなどの行動も見られた。

かなり不快な体験をしたならば帰宅後に破壊的になるのは、どのタイプにもあり得ます。

それでも、大勢の人たちが出入りする公の場で7時間も瞑想するなど、周囲の人たちに大迷惑をかけています。大胆というか、変人奇人だと見られるところです。

7
時間も瞑想とは自己中心的と考えられ、攻撃タイプだという核心的な情報に入ります。


こちら基本理論http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory1.htm

打撃にも変調をきたした。1971年、榎本は自宅に猟銃を持って立てこもった。榎本の理解者であった荒川博は、榎本の妻の電話によって榎本宅に駆けつけ、「何をつまらないことをしているんだ」と応接間に入ろうとした。すると榎本は「入るな!」と叫んだ直後、「たとえ荒川さんでも、入ってきたらぶっ放す」と凄まじい音を立てて天井に発砲した。荒川は「自分の手には負えない」と引き上げた。

このエピソードは面白いというと語弊があるかもしれませんが、自分で自分を追い詰めているという状況に見えますね。尊敬している指導者も拒絶しています。

しかし、一人ひきこもって静かに苦しむのではなく、他人をしばしば巻き込んでいるようです。オープンな気質??

現役時代、榎本は麻雀をやるわけでもなく、煙草を吸うわけでもなく、仲間と酒を飲んで騒ぐこともしなかった。若手時代に荒川博に連れて行かれたキャバレーでは、数分も経たないうちに「荒川さん、こんな不潔なところにはいられません。帰ります」と言って帰ってしまった。

清廉潔白な人柄と言えるところかもしれません。タイプ1の気質が浮かび上がります。

なお、防御タイプの中で見ると、タイプ7は女好きですからキャバレーから一人だけ先に帰るなどは考えられません。

引退後は野球界と関係を断ち、メディアからのインタビュー依頼も基本的に断っていた。榎本は「本当は打撃コーチをやりたいんです。でも誰も声をかけてくれない。僕は社交ベタだし。そういう人間には話が来ない」

「社交ベタ」は全タイプにあります。しかし、喜八さんは社交ベタというよりも、協調性の無さと奇行が目立ちます。

喜八さんは自分を客観的に見られないか、あるいは、世事に疎いように見えるところです。


大毎時代の球団代表だった和田準一は、榎本について、「神経が細過ぎた」と振り返っている。試合前の練習中にて、榎本がバットを振っていた。そこにチームメイトの柳田が通りかかったが榎本は気づかなかった。榎本の振ったバットが柳田の顎に直撃した。柳田の顎から血が噴き出し大騒ぎになった。榎本は顔面蒼白になり、身体を震わせるほど怯え試合どころの状態ではなくなった。試合数分前になっても榎本の顔が蒼白であったため、西本監督は「コノヤロー、これから戦争をしようってときに、何を女学生みたいにメソメソしてやがるか!」と怒鳴り、榎本をビンタしたという。

突然の出来事でパニックに陥りやすいとしたら、まず防御タイプから、次は調和タイプから探します。

結論としては、基本タイプが攻撃的で、感情的(激情的?)でもあるため、タイプ2と考えられ、かつ、タイプ1の気質を色濃く持つタイプではないかと考えられます。

さて、喜八さんの一筋さ、一刻さ、真剣さなどは私からは魅力的に見えます。

しかし、世の中、あまりにも協調性がないと、「使えない人物」に思われてしまうのでしょうね。あるいは、日本社会は懐が狭いのでしょうか。

打撃に何か活かせないかという理由で映画を見たり、猫の動きを勉強したり、水道の蛇口から出る水を2時間ほど見つめていたりしたこともあった。命がけで「自分の体がぶっ壊れて、おっ死んでもいい」という強烈な練習を何度もしたと語っている


後年、榎本は「野球の神様から“神の域”に到達する機会を与えていただいたんですよ」、「“神の域”にいかせていただきました」と語っている。

この部分を読んで、「格闘技の神様」と言われた塩田剛三さんを思い出します。

反射神経を鍛えるため、水槽の中を泳ぐ金魚の動きに合わせて左右に動くという訓練を8年間に渡って続けた、という逸話があります。下サイトは動画。

塩田剛三http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A1%A9%E7%94%B0%E5%89%9B%E4%B8%89
http://www.youtube.com/watch?v=RcgBGFvkjKQ


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今回は、松井浩著『榎本喜八伝…打撃の神髄…』(講談社)から、喜八さんの気質を探し出そうと思います。(青字は転載したもの)

小学4年の担任が元球児で三度の飯より野球好き。この担任に投手として育てられて本格的に野球を始めたようです。

熱心に練習をするが、朝礼が終わっても校庭に残り、一人でボール遊びをして他の生徒とも一緒に野球をしていたようで、職員会議で問題になった。

この先生の説得で体育の一環として許されるようになり、他の勉強をほとんどしないで校庭で走り回ったという。

いい時代ですね。現在では考えられないほど大らかで懐の深い先生がいたんですね。体罰も多かったと思いますが…、管理が現在ほど徹底して厳しくなかった‥。

なお、このエピソードは攻撃タイプ(825)だという核心的な情報です。

「自分が法律」になることがあり得る人たちです。以下に関連したエニアの基本理論を載せています。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory2.htm

さて、本人はそう思っていなくても、行動の仕方からは丸々ときつい攻撃的な気質が出ています。

しかし、当人にとっては「自分は弱虫で怖がり」などと思い込んでいます。そんな人が少なくありません。これはとても多くて、しばしば見かけています。

自分は防御タイプか調和タイプだと思い込み、きつい自分を見ないようにしている人もいます。

また、このような人たちの中に、「自分は繊細だ」などと言われる方がいます。

がしかし、「繊細」という言葉は、真に神経質な人たちが使っているところはお目にかかったことがありません。神経質=繊細で、これは肯定的というか良い表現ですからね。

父親は満州に出征してシベリアに抑留され、母親は若死で、祖母と弟の3人での暮らし。

農家ゆえ食べ物はあるが現金収入はなく、屋根に穴があいたまま修理できない。

そのため雨が降ると傘をさして朝まで立ったままという。冬でもヘソの出るシャツ1枚しか着ていない極貧。

そのせいなのか父母のいない寂しさのせいなのか、榎本少年は、カッと頭に血が上ると暴力をふるったり、ふてくされた態度を取ることが目立った。

ここまで貧しい暮らしでは心が荒れやすくなると考えられますが、この時代はみんな貧しかったので、現在から思うほど特別に貧しい生活とは言えません。

でも、男同士の掴み合いのケンカだけでなく、路上で派手な夫婦ゲンカをしているのをよく見かけた、と、亡くなった母親や叔母たちから聴いたことがあります。

しかし、それでも気質の違いは出ます。貧しいと無気力になり、よりおとなしくなる人もいます。喜八さんが攻撃的な気質だとはここでもハッキリ出ています。

なお、65年くらい前の喜八さんのような貧困家庭を見かけることは、現在ではグッと減りました。

でも、最近は子だくさんの貧しい家族がテレビでよく取り上げられているみたいです。

「自分より下の暮らしをしている人たちがいると妙な優越感を持てるからでは」と、友人が教えてくれました。

もう一人が、「この頃、節約してどれほど暮らせるかっていう類のものばかり…」と呟くのを聴きました。

そして、「みみっちい話ばかりで、以前の有名人の豪邸見学みたいなものが減った」という。

それを聞いて、そうか!彼らの作戦なのかと。国民の不満をそらす方法の一つなのかと思いました。

なお、大家族の家の中は「ガラクタで一杯で不潔そうに見える」と友人の一人が言います。

確かに、65年前の貧しい家庭はガランとして何も無い部屋ってイメージです。清貧って感じですね。

今では、路上でケンカしている人を見かけることもめったになく、自宅以外ではおとなしいらしい…?

「力が強かったので同級生とよくケンカしていた。僕は血が上ると眉がパッと上がるので 「眉上げ」って言われてたが、カッとなってすぐに相手をぶん殴っていた」

これは本人の弁です。短気な気質だと言えます。短気なのは防御タイプ(714)から探しますが、ここまでケンカっぱやいと、基本タイプは防御タイプとは考えられません。

防御タイプのウイングを重く持っている人だと考えられます。

さて、ここでタイプを一つに絞ってもよさそうですが、なかなかに面白い人物のようで、もう少し続けようと思います。

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今日も前回と同じく、以下のウィキペディアに載っている記事(青字)から、榎本喜八さんのエニアタイプを探っていこうと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A6%8E%E6%9C%AC%E5%96%9C%E5%85%AB

日本プロ野球名球会が創設された当初は会員になっていたが、一度も参加していないため、脱会扱いとされている。

この情報からも調和タイプ(369)が消去できます。孤立しないようにつまはじきされないように、常に周囲の人々と歩調を合わせる人たちです。

この3つのタイプが会員になったら、一応は普通に参加されるだろうと思いませんか? やがて参加しなくなることが来るとしても…。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/static/theory2.htm

「榎本は私(荒川博選手)の家に数ヶ月も泊り込み、出掛けるときには私のオートバイの後ろに乗ってついてくるという状態で、バッティングの極意を目指して、猛訓練を積み重ねるようになった。

試合が終わってから、私と一緒に帰ってきて、私が『もうよい』と言うまで、何百回もバットの素振…中略…まことに生真面目な男で、求道心のかたまりのようなところがある」


荒川さんのことは信頼していたようで、彼の指導には懸命に応えており、オートバイの後ろに乗っています。タイプ8とタイプ5には考えられないものです。

しかも、指導者の家に数か月も住み込むなど驚きです。他家ならば緊張して、気疲れして休養を取ることができない人たちはたくさんいます。

毎日毎時間、指導者と顔を合わせるという状態になりますが、緊張しやすい気質であれば、指導者に対してはより緊張します。

ずっと一緒に暮らせば疲れがとれません。私ならばすぐにギブアップです。指導者でなくとも、親しい友人だとしても無理です。

もしかしたら、男好きなのかなと思うほどです。それであれば、上記のようなエピソードは理解できます。

「男性を強く意識するタイプ(261)」は男好きですから、師匠が尊敬できる男性であれば、ずっと指導されたいと思うのでは。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/eneagram/active/page15/15-1~/15-42.htm

しかし、タイプ1の可能性は低いような気がします。男好きですが、男性を怖がり、緊張しやすいために、終日ずっと一緒にいられるでしょうか。

9つのタイプで一番に該当するのはタイプ2です。とくにウイング1の人たちによくあります。

このタイプの若者が、家出して友人宅に数か月以上も転がり込むとか、友人宅を転々として2年くらい経ってから実家に帰った、などという類のお話ならばよく聞いています。

人好きで、人慣れや、場馴れがしやすく、緊張しにくいのは、タイプ2w1の特長的なところです。

と、こんな事例を書くと、「自分はかなり緊張するからタイプ2w1ではない」と言われることがあります。

他のエピソードでこのタイプだと確認していながら、そのように言われてしまうのです。でも比較の問題です。他のタイプは、もっともっと緊張しているのです。

タイプ2w1が全く緊張しない人だとはいうことは有りえません。喜八さんもかなり緊張型です。それなのに、上記のようなエピソードをのこしています。

http://www.mirai.ne.jp/~ryutou-m/cgi-bin/page05/05-2.htm

「榎本は王(貞治)の10倍、ばか真面目だった。大晦日も正月もうちに練習に来た」と語っている。

王貞治を以前、タイプ1だと判定していたことがあります。現在はタイプ2w1で1のウイングが重いタイプと見ています。真面目で硬いという人柄で、それでタイプ間違いをしていたと考えられます。

で、喜八さんは、その王さんより真面目だったのですから、防御タイプなのかなと思うところです。しかし、一人で練習するのではなく、師事してくれる人の所で練習しています。

タイプ1は「優等生の中の優等生」と呼んでいます。緊張しやすい、というよりも、緊張しているのが普通って感じでしょうか。

ですから、指導者に対してはよけいに気遣い神経質になります。特別に目をかけてもらえるのはうれしいが、長い時間ともにはいられません。また、傍にいれば心置きなく練習がしにくいのではと考えられます。

これは防御タイプの共通項です。一人で練習して、その必要がある場合のみ集中的に指導を受けたいと思うのではないかと。

さて、今回の情報からはタイプ2w1の可能性が色濃いのですが、少ない情報で判定するのは間違いのもとです。もう少し見てみたいと思います。続く…

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以下の、ウィキペディアにある「榎本喜八」の情報から、エニアタイプを探そうと思います。

上から順序よく取り上げます。よかったら読者の皆さまも確認しながら何タイプなのか探して頂けたらと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A6%8E%E6
%9C%AC%E5%96%9C%E5%85%AB


喜八さんの高校時代のスタイルは、バットを短く握ってコツコツ当てるというものであった。OBのひとりが榎本の打撃を矯正しようとしたが、榎本は従わなかった。そのため、同OBが監督に進言し、補欠に回されることもあったという。

些細なことであれば先輩の指導を取り入れないことは、全タイプにあると考えられます。しかし、それでも、打撃手になることを目的にしていながら従わないとは、かなり大胆な方です。攻撃タイプと一気に絞れる情報だと考えます。


当時の榎本はスラッガータイプであったにも関わらず、以降は1番打者が定位置となった。全国大会になると途端に打てなくなる。

これは本番に弱い緊張しやすい気質だと考えられるところです。緊張しやすいのは、防御タイプ(714)から探します。次は調和タイプ(369)です。

世界の淵にいると自己認識するタイプ(714)は、真剣になり懸命になり、余裕がなくなって緊張しやすいという傾向があります。

優等生気質とも呼んでいますが、できて当たり前、うまくできなかったら優等生と認めてもらえないと思い込みやすく、それで緊張しやすいのではと考えられます。

従って、基本タイプは攻撃タイプで、防御タイプのウイングを強く持つ気質なのかと思わされるところです。しかし、これだけでは絞れません。

合宿中の夜に他の部員が教科書を開く振りをしている中、榎本は牛骨でバットを磨き続けていた。当時チームメイトであった同級生は、榎本について「野球のことしか頭にない男」と評している。

皆と同じ行動を取らない人のようです。やはり調和タイプ(369)の可能性が低いところです。

榎本は「荒い打者」という評価から、どこからも声をかけられることがなかった。

これは防御タイプよりも、攻撃タイプの可能性が高いところです。防御タイプは神経質で細心になりやすいので、「荒い」と言われるのはちょっとどうかなと。「丁寧」と言われやすいのが防御タイプです。しかし、このようなことは、根拠が薄いので絞りません。

荒川は「毎日500本素振りすれば、世話してやる」と軽くあしらったが、榎本は口約束を真に受け、数年間素振りを敢行。卒業の直前に改めて「毎日振りました。プロに入れて下さい」と土下座して懇願。

このエピソードは面白いですね。1~3か月ではなく数年間ですからね。大真面目というか、一筋というか、一本調子で硬い気質だと考えられます。優等生気質がクッキリと出ています。基本タイプは防御タイプなのでしょうか?

チャンスになると肩に力が入り凡退する、打てないと給料が下がることを気に病む、といったことを繰り返して…

ここも緊張しやすい気質だと考えられるところです。

チームメイトの荒川博に合気道を紹介され、藤平光一に師事。そこで合気道をヒントにして得た打法と呼吸を研究して精神面の強化を図り、打席内で体の力を抜く方法を会得する。

タイプ8は「お父さん気質」で生まれついての唯我独尊タイプですから、誰かに師事することは考えられません。

次回に続きます。

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